会見の冒頭で木谷オーナーは「『九州三国志』というゲームを間もなくリリースします。今回の『九州三国志』は新日本プロレスのレスラーのみなさんに全面的にバックアップをいただいてスタートする。(だから)今日は新日本プロレスの場所を借りた」とあいさつ。新日本プロレスは2012年1月末にブシロードが買収し、グループ企業となっている。「これはブシロードグループだからできるコラボレーション」と木谷オーナーも胸を張っていた。
続いて新日本プロレスの「対お茶の間ツートップ」とも言える棚橋弘至、真壁刀義が登場。三国志好きでゲームも好きという棚橋と、三国志は知らないが「暇つぶしに」ゲームをしているという真壁。ゲームの説明前には、真壁がキューチュウや木谷オーナーをいじりまくり、棚橋もそれに乗っかり、報道陣からは笑いが絶えなかった。
ここで木谷オーナーが「『九州』というのは日本の九州ではなく、中国の9つの州の九州という意味なんですよ」と語ると、棚橋も真壁も驚いた。続けて「このゲーム自体は日本のゲームじゃないんです。中国で人気のあるゲームをブシロードが日本に輸入して、日本向けにローカライズしたっていうゲームなんですよ。だから、本場の三国志ですよ。これがブシロードとしては初めての海外のゲームを持ってきてローカライズするっていう最初のタイトルなんです」と今回のゲームを説明した。
棚橋と真壁のゲーム内でのビジュアルが公開されると、あまりのカッコよさに2人ともご満悦。棚橋は「カッコいい。大胸筋も厚めに入ってていいですね。これは呂布といい勝負をしますよ」と太鼓判。「プロレスって闘いですので、武将との親和性が非常に高いですし、棚橋対三国志の歴代武将のドリームマッチが組めるっていうのはすごくうれしいですね」と語った。
真壁選手は「カッコいいじゃねぇか。だいぶ悪党だな(笑)。この腹筋、盛りすぎだろ?バキバキじゃねーか(笑)。これから動物は冬眠に入るだろ?最近、ちょっと太ったから『ちょっとマズいな』と思ってて、これだからな。ただ、カッコいいね。ありがたいな」とコメントした。
他にもオカダ・カズチカ、内藤哲也、後藤洋央紀、ケニー・オメガが登場すると発表され、各選手の宣材写真が映し出されると、真壁が「内藤の写真。もっと覇気のあるやつ使ってやれよ」とツッコミを入れると、棚橋も「後藤洋央紀はそのままでいける。さすが荒武者」と笑いを取った。
その後、実際にゲームをやること。1戦目は呉雪プロデューサーのアドバイスを得た棚橋が勝ったが、その後は真壁が2連勝して勝ち越し。真壁はゲーム中、長州力のモノマネを交え、すかさず棚橋が「九州が長州になった」と合いの手を入れた。ゲームを終えた棚橋は「兵力を集める、いい武将を集めるだけじゃ、勝てないってことですね」と感想を述べると、真壁は「これパズルと同じで、どれとどれを当てるかとか、どれをすかすかとか、すごい関わってくるね。これは面白いね」とかなり楽しんだ様子だ。
木谷オーナーも「来年の1.4東京ドーム大会はチケットの売れ行きがすごくて、外野席も埋めての満員が見えてきている。このゲームから年末年始に向けて突き進んでいきたい」と語り会見は終了。会見後に行われた質疑応答で棚橋は「ゲームはオンラインがあるから広がるじゃないですか。このゲームをキッカケにプロレスを知ってもらえればうれしい」と語れば、真壁も「俺、三国志は全然分からないんだけど、これはスゲエ楽しめた。いい暇つぶしになる。このコラボはWIN-WINじゃねぇの」と強調。プロレスを広めていくコンテンツとして最良だと歓迎していた。
また2人はこのゲームのCMにも起用されている。来年1.4東京ドーム大会フルハウスを目指し、2人を筆頭にした選手によるメディア露出はどんどん増えることだろう。
【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.32】