ボノとアシスタントは31日火曜日、西バンクーバーを散歩していたが突然のどしゃ降りに合い、ずぶ濡れで通りすがりの車に助けを求めたという。
そんな道端に立つボノを見つけたエドモントン・オイラーズ所属のアイスホッケー選手ギルバート・ブルールは、恋人ケルシー・ニコラスに車を止めるように言ったという。
ケルシーはエドモントン・ジャーナルに「止まりたくはなかったんだけど、2人が手を振っていて、ギルバートが『あれ、ボノじゃない』って言ったの」「彼だなんて有り得ないから、そのまま走り去ったわ」と話す。
結局引き返した2人、飼い犬と共に後部座席にボノとアシスタントを乗せ、アイルランドとカナダのアイスホッケーについて話をしたそうだ。
ボノはその後、翌日の夕方エドモントンで行なわれたU2のライブのバックステージチケットをプレゼントし、その公演中に観客に向かって2人のホスピタリティーを語った。
「アイスホッケーが好きなんだよ。だってアイスホッケー選手はヒッチハイクをしている人を助けてくれるような人達だからさ」「これは個人的な経験から言うんだよ。丁度、昨日バンクーバーで僕がヒッチハイクをしたからね」「ギルバートの恋人のケルシーが運転していた車で、2人はこんなアイルランド人のヒッチハイカーを乗せてくれたんだ。こんなに感謝したことはないから、ギルバート・ブルールになりたいと決めたんだ、本当さ」
公演後、ボノは2人のチケットに“僕のヒーロー、ギルバートへ”と“乗せてくれてありがとう”の2つのサインをしたという。