今や飛ぶ鳥を落とす勢いの広瀬が主演、「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)以降数々のヒット作を手がけてきた坂元裕二氏が脚本を務める強力タッグだったが、初回は9・2%(以下ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2ケタに届かず。
2月28日放送の第7話は4.9%を記録。1月期のゴールデン帯のドラマでは「海月姫」、「隣の家族は青く見える」(ともにフジテレビ系)と視聴率最下位争いを繰り広げることになってしまった。
そこで気になる“敗因”だが、同誌は、もともと社会派のテーマを主に扱う坂元氏の作品は数字が取りにくく、最近ドラマ界で流行している一話完結型ではなく登場人物の人間関係も複雑だと指摘。続けて見ないとストーリーが分からなくなってしまうという。
また、広瀬が主人公であるにもかかわらず、得意の笑顔が出ず、姿を見せる機会も少ない回もあるのだとか。日テレとしてはある程度の低視聴率は覚悟していたが、このありさまだ。来年4月からの朝の連続テレビ小説「夏空」に広瀬を起用したNHKは低視聴率による悪影響を心配し戦々恐々としているというのだ。
「2010年に放送された坂元氏の作品である日テレの連ドラ『Mother』は現代を生きる女性の母性をテーマにした社会派サスペンス作品。松雪泰子が主演して数々のテレビ賞を受賞する話題作となったが、平均視聴率は12.9%となかなかの数字。その時の“成功体験”があったから日テレも広瀬のドラマにゴーサインを出したがまさかの結果。もともと、広瀬は明るい役が多いのでシリアスな役は似合わない」(芸能記者)
広瀬の作品選びも甘かったようだ。