◇今週のこの1枚◇レッド・ツェッペリン「HOUSES OF THE HOLY」(1973年/ATLANTIC)
当然ハード・ロックの代表格のバンドですが、それだけに収まらない豊かな音楽性でジャンルも軽く飛び越えてましたね。その側面が爆発したアルバムです。
アメリカでもイギリスでも大ヒットしたのですが、評論家には軟弱になったと批判を受けたみたいです(笑)。素晴らしいことにレゲエまで収録されてますしね。エレキギターからアコースティックギターまで、とてもコードの響きが美しく聞こえます。ツェッペリンの中でも特にサイケデリック色の強いアルバムではないでしょうか。
ジャケットも幻想的で写真を加工したものです。日本では昔からよく使われているジャケットの帯ですが、何も文字がなかった為、欧米ではこのアルバムが帯の始まりという説があります。また少女の裸を隠す為ともいわれてますね。日本では「聖なる館」のタイトルで親しまれてますが、聖なる場所であるコンサート会場を指してるといわれてます。またちゃんとしたタイトルをつけたのも初めてでした。
最近、ギターのジミー・ペイジが来日して何かと話題のツェッペリンですが、初期の作品から順番にデジタル・リマスター化されてて、このアルバムも発売されてます。
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