仮契約後、古屋英夫編成部副部長とともに会見に臨んだ村西は「仮契約を終えて実感がわいてきましたし、地元関西の球団であるオリックスと契約させていただいて、本当にうれしいです。自分の持ち味はストレートだと思っているので、プロの世界でも思い切って投げ込んでいきたいと思います。来年の入寮に向けてしっかりと練習を積んで、まずは開幕一軍を目指して頑張っていきます!」と語り、まずは開幕一軍を目標にすることを明らかにした。
担当の内匠政博スカウトは「サイドハンドからのMAX148キロの力のあるストレートは魅力十分。多彩な変化球を操り、特にカットボールのキレ味は抜群。将来性も豊かで、さらなるレベルアップにも期待できる投手」と村西を評価していた。大学生活の後半は152キロを記録するなど、ベテランの比嘉幹貴に続くサイドスローの右腕として、即戦力となる可能性を大いに秘めている。本人も話しているように持ち味はストレートだが、スライダーやスピリットにも定評があり、三振率も高い。制球力も安定しており、今年不安定だった中継ぎに回っても面白そうだ。
背番号「22」は、オリックスでは捕手のイメージが強い番号だが、他球団では球界を代表する数々の名投手が背負ってきた番号としても知られている。村西が新たな「22」の歴史を刻んでくれることを期待したい。
兵庫県出身で、兵庫の津名高校、近畿大学を経て、関西の球団であるオリックスに入団と、関西ひと筋の野球人生。村西は最高の環境で、プロ生活を迎える。
(どら増田)