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“グレーな物質”完全排除で箱根駅伝のタイムが落ちる!?

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提供:週刊実話

 高校駅伝の強豪校などで、「鉄剤注射」がタイム向上目的に取り入れられていた問題が、各方面に波紋を広げている。
「鉄剤注射とは、主に貧血治療に用いられるものです。これを中長距離ランナーに注射すると、血液中のヘモグロビンが増え、体内に効率よく酸素を運ぶため持久力が高まり、ある女子選手は『3000㍍で20〜30秒速くなった』という話もあるほどです」(陸上関係者)

 れっきとした医療薬品であり、禁止薬物のドーピングとは異なるが、一時的にタイムが向上しても肝機能に負担がかかり、結果的に選手寿命を縮めるという。
「数年前から鉄剤注射の話は出ていて、強豪校で慢性的に投与していると聞いていました」(体協担当記者)

 この問題を受けて、日本陸上連盟は12月20日、「鉄剤注射の原則禁止」との方針を示した。しかし、今回の通達は遅すぎたとの指摘もある。
「主に、貧血を起こしやすい女子選手に投与されてきたようですが、昭和の頃から鉄剤注射は知れ渡っていて、『ダラダラ走ってると注射するぞ』と喝を入れる指導者もいたそうです」(同)

 専門家によると、鉄剤注射以外にも“グレーな物質”はあるというが、こうした疑惑の目は正月の風物詩である「箱根駅伝」にも向けられている。
「箱根駅伝は長距離の学生ランナーにとっては花形。日本中の陸上強豪校から選手が集まっていますし、鉄剤注射の存在を知らないということはない」(前出・陸上関係者)

 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は、本番前の身体検査結果を公表するなど、早急に選手を守る策を講じるべきだろう。
「近年の箱根駅伝は、起伏の激しいルートにもかかわらず、スピードレースとなっています。“山の神”と称される超人的なランナーも出現していますが、鉄剤注射が禁止された年明けの箱根では、『急激にタイムが落ちるのではないか』なんて、うがった声もあります」(箱根駅伝の取材記者)

 今回、青山学院大が5連覇を逃すと、あらぬ疑いをかけられそうだ。

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