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「アキバ探検隊」カレーラムネは恋の味

 秋葉原はその性質上、“キワモノ”を受け入れやすい土壌がある。そこにつけ込んで、駅前の雑貨店店頭などでカレーラムネ(157円)が好評販売中だ。
 なぜカレー味のラムネを飲まなければならないのか、なんて考えてはいけない。意義や意味を求めず、ただひたすら楽しむのがアキバ流なのだ。さっそく飲んでみた。
 まずは長所から紹介していこう。これはもう「スパイシー」のひとことにつきる。ラムネの概念を覆すサプライズな味といっていい。
 次に短所。商品ラベルに「深く考えないでとりあえずチャレンジ」と記されていたのがよく分かった。確かにサプライズではあったが、薄い黄色と茶色が濁ったような見た目の印象も悪いしラムネっぽくないのである。甘い炭酸水にカレー汁を混ぜたような感じで、炭酸だからこの風味がシュワッと口いっぱいに広がる。甘いようでスパイシーなのだ。
 結論。ラムネと思って飲むから複雑な気分になるわけで、最初から異次元の飲み物と割り切ったほうがいい。物珍しさに価値観を見出すアキバゆえに「メガトン級に売れてます」(店員)とヒット商品になったようだ。

 製造販売する木村飲料(本社・静岡県島田市)の広報担当によると、大のカレー好きという同社の木村英文社長が「国民的人気のカレーと人気飲料のラムネを組み合わせれば強力な商品ができあがる」と今春、独自開発を強行した商品という。
 「絶対売れないと思って賛同する社員はいませんでした。ところが予想外の売れ行き。社長はスキップしています」(広報担当)
 ほかに「わさびラムネ」と「杏仁ラムネ」があり、杏仁ラムネは割とイケる。同社は冬向けの新商品開発をあれこれ検討中という。

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