特選にシードされたのは石田洋秀(広島)桜井紀佳人(滋賀)小野大介(福島)和田圭(宮城)菊池崇訓(栃木)丸本孝人(広島)矢端誠二(群馬)竹山陵太(宮城)松尾大樹(長崎)の9人。和田、竹山の宮城勢に期待がかかる。
和田は立川レインボーカップセカンドステージで(1)(1)(2)。小野大介に追い込まれたがバックをとって2着に粘っており、西武園では逃げ切り優勝を果たしている。
竹山は追い込みタイプだが3連単の連対率は92.5%と高く、A級戦ファンの支持も厚い。
宮城ラインを前に置いて小野のまくりのレースになりそうだが、矢端の存在も不気味。マーク追い込みだけはキャリア十分の選手で準優3着までならしのいできそう。S級に戻る可能性は高い。
選抜予選には若手がたくさんいる。93期では石坂永伍(岡山)中野彰人(和歌山)の二人が出場する。先輩たちのつぶしがきついだけに楽な闘いにはならないだろうが、どんな走りぶりをみせるか楽しみだ。
ともあれこのファイナルステージで準決勝を3着に入れば1年間のS2班での競走が約束されるワケだから新鋭選手にとっては何が何でも最終4コーナーをトップで走りきる作戦を立てて来るであろう。
最近は先行よりも中団4、5番手をキープして自分だけが3着までにはいる競走が上位クラスの闘いでも多いが、今回のレインボーカップファイナルでも同じような作戦が立てられるのではないだろうか。