長澤が同映画祭で受賞したのは、04年に「世界の中心で、愛をさけぶ」などで、史上最年少の助演女優賞を受賞して以来、15年ぶり。
歴代受賞者には、吉永小百合、宮沢りえらが並ぶ。長澤は「お名前を聞いただけでもそうそうたる方々ばかり。でも、私のやることは変わらない。(この先も)できることを精いっぱいやればいいという気持ち」と今後の活動に向けて意気込みを見せたというのだ。
「『コンフィデンスマン』だけでも十分に受賞の資格はあったが、木村拓哉主演の『マスカレード』でも主演級の活躍。『日本アカデミー賞』以外は助演でも主演級の活躍ならば枠を超えて賞に選ばれることがあるが、長澤は2作品の活躍でほかの映画賞でも主演女優賞を受賞することになりそうだ」(映画業界関係者)
昨年度の「日本アカデミー賞」は、最優秀主演女優賞を「万引き家族」の安藤サクラが受賞。安藤の演技力は誰もが認めているだけに納得の受賞だったが、今年、安藤の主演作は公開されていないだけに、賞レースには参戦しない。
そこで、本年度の賞レースだが、あまり“本命”の女優がいないというのだ。
「ここ数年、映画賞で悩むのは主演女優賞。主演男優、助演男優・女優は“賞レース”と呼べるほどふさわしい候補が複数いるが、主演女優はそこまで頭数がそろわない。今年に限って言えば、長澤の対抗馬としては『蜜蜂と遠雷』の松岡茉優ぐらいしか思い当たらない。各映画賞を2人で分け合うのでは」(芸能記者)
前のめり過ぎる発言でネット上ではバッシングを浴びていた松岡だが、映画賞を受賞した際のスピーチが注目される。