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“爆買い”中国人が激怒!? 大手百貨店「化粧品原産国表示違反」の深い闇

 高島屋オンラインストアで販売されていた化粧品や雑貨計147商品について、原産国を誤って表示していたことが消費者庁の措置命令が出たことで明らかになった。

 同庁によると、2011年8月〜19年4月に同社の通販サイトで販売した25の海外ブランドなどの化粧品で、原産地の表示が誤っていたという。実際は韓国産だった『ディオール』のファンデーションを、フランス産と表示するなどしていたようだ。

 「消費者庁によると、ディオールの『ディオールショウ モノ グロス』は、原産国をフランスと表示、ランコムの『ジェニフィック アドバンスト ハイドロジェル メルティングマスク』の原産国は日本でしたが、両製品とも本当の原産国は韓国でした。また、セルヴォークの『ファンデーションブラシ』は原産国が日本との表示ですが、実際は中国でした」(消費動向ウオッチャー)

 高島屋は公式ホームページでこの件についての「お詫びとお知らせ」を掲載している。それによると、
《商品をお買上げいただきましたお客様、ならびにオンラインストアの誤った商品情報掲載画面の表記をご覧いただいたお客様には、大変ご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申しあげます》とした上で、
《当該商品自体に貼付されているラベル及びパッケージの原産国表示は正しく記載されており、また商品に品質上の問題がないことは当社として確認しています。商品本体の表示は間違っていなかった旨を報告しています》
 と、高島屋が故意に原産国を誤って表示していなかったと釈明している。

 異なった原産国を表示していたのは「ディオール」「グッチ」「クロエ」「シャネル」など、世界的な高級ブランドであるため、高島屋自体のブランドが失墜する可能性もある。その一方で、こんな声も。

 「この原産国誤表示問題は今後、他の百貨店のオンラインストアに飛び火する可能性もあります。というのも高島屋だけでなく、日本の百貨店にとって中国人の爆買いは鎮火しつつあると言っても依然、上客であることに変わりありません。いささか旧聞ですが、中国人客が来日して、日本のユニクロを爆買いした際、『原産国・中国』という表示に激怒したという話があります」(同・ウオッチャー)

 中国人にとってフランスや日本産表示なら信用があるが、国産、韓国産はいまだにNGというわけか…。

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