事の発端となったのは、ランベルティーニ選手が14日に自身のインスタグラムに投稿したあるポスト。そこには、ランベルティーニ選手が来日して京都に滞在中、自身の目を指で吊り上げたポーズとともに、「That’s how I feel after eating for a week… but at least it was worth it!!」として、寿司などの日本食を表す絵文字とともにつづられた文章を一緒に投稿されており、「一週間日本食を食べ続けたらこんな気分…でも少なくともその価値はあった」という意味になっている。
しかし、この「slant-eye(スラント・アイズ)」と呼ばれるジェスチャーはアジア人を侮蔑する際に使われるもので、ポーズには人種差別の意味が含まれている。そのことから、ランベルティーニ選手のインスタグラムやネット上には「オリンピックレベルの人種差別主義者」「冗談でもやっていいことと悪いことがある」「より差別問題に敏感なはずのパラリンピック選手がなぜこういことをするの?」といった批判が続出。投稿は削除されたものの、画像がネット上で拡散され、世界中から非難が寄せられる事態になってしまった。
その後、ランベルティーニ選手は15日にインスタグラムを更新し、謝罪。写真については「It was not my intention to offend anyone or spread a racist message.」と差別的な意図はなかったことを説明していたが、いまだネット上からの批判は止まない状態になっている。
「これまでも問題になってきましたが、17年にもセルビアの女子バレーボールチームが日本で開催される世界選手権へ出場を決めた直後に、スラント・アイズのポーズをした写真を撮影。それをFIVBの公式Twitterアカウントが投稿し、炎上しています」(芸能ライター)
今回はポストが世界中の人の目に触れ、批判が寄せられてしまった様子。日本国内からも、いまだスラント・アイズを投稿してしまうランベルティーニ選手の意識の低さを指摘する声が相次いでいる。
記事内の引用について
Emanuele Lambertini公式ツイッターより
https://www.instagram.com/ema_lambertini/