平均視聴率20%超えを連発し、絶好調なNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』。ヒロイン・すみれを演じている女優・芳根京子は「第7週。」と題したブログに、同日放送された「37話」で、戦地から帰らぬ夫・紀夫(永山絢斗)を思って「会いたいね」と涙したシーンに込めた思いを明かした。
ドラマについてブログで書くと、それによって違う伝わり方、視聴者の方の見方が変わってしまったりと、作品を見てもらう上で邪魔になって欲しくないと、ドラマ撮影の話をあまり書かない理由を明かしながら、“大切なシーン”と語る「会いたいね」のシーンについて「この日は1日ロケで、特に気持ちが大切なシーンばかりの日でした。その中の1つに 今日の『会いたいね』のシーンが。1週間のスケジュールが出たときこの日を意識せずにはいられなかった!笑 前日の夜はソワソワが止まりませんでしたが。笑」と綴った。
そして、「このシーンは演出のもじりさんのご配慮で、テストでの力の抜き方が下手で、さらに台本に『泣く』と書いてあるお芝居が苦手な私のために 一発本番でやらせてくださいました」と普段のドラマ撮影とは違う撮り方をしたことを報告。「きっと同じ空の下で繋がってるよね、ってそんな希望を持ちたくて振り向いてから心に溜めていた紀夫さんへの全ての想いを この1回に、最後の『会いたいね』に、出てくる気持ちそのまま出しました」と、『会いたいね』に込めた思いを改めて綴りながら、娘のさくらをおんぶした写真を公開した。
娘のさくらについては、「本番直前に背中で寝てくれたさくら。おんぶすると、いつもコテン。と寝てしまっていたの。安心してくれてるんだなーって凄く嬉しかったし、この子を守る。っていう自分では未知だった私の母性心を引き出してくれました。私を母にしてくれました」とドラマを通して心境の変化を綴った。