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ルーキー・澤村拓一の熱愛にみる、いまだ健在「巨人ブランド」

 巨人のドラフト1位・澤村拓一(中央大出身)と日本テレビアナウンサー・森麻季の熱愛が、4月12日に報道された。
 二人が交際を開始したのは澤村が大学4年の秋頃、ちょうどドラフト前後の時期とのこと。入団前の新人が女子アナと交際とは驚くべき大物ぶりだが、ルーキーで女子アナ喰いを果たした大物は、何も澤村だけではない。

 澤村の前年に、同じ巨人のドラフト1位として入団した長野久義(ホンダ自動車出身)も、ルーキーイヤーにテレビ朝日のベテランアナ・下平さやかとの熱愛で世間を騒がせた。
 この両者の共通点といえば、「巨人のドラ1」であること、そして「他球団の入団は拒否する」と強烈な巨人逆指名の意志を表明したことである。もしこの二人が巨人以外の球団に入団したとして、はたしてルーキーながら在京キー局の女子アナと交際という離れ業を演じられたかどうか。もっと言うと、巨人以外のチームのルーキーが在京アナと交際などできるのか。他球団では、柴田倫世(元日テレ)と結婚した松坂大輔(西武→レッドソックス)クラスの超大物しか思い浮かばない。
 それを思うと「腐っても巨人」とでも言うべきか、やはり巨人ブランドは健在と言うより他ない。もしや澤村も長野も、野球以外のウマ味にありつかんがために、巨人入りを熱望したのかと勘ぐりたくなってしまうが…。

 この両ルーキーの他にも、巨人ブランドのウマ味で人生を上手に渡り歩いているのが、長嶋茂雄元監督に「クセ者」の称号を与えられ可愛がられた元内野手・元木大介だ。上宮高時代に甲子園のアイドルとして注目を浴びた元木は、1989年のドラフト会議で巨人のみの入団を熱望し、交渉権を獲得したダイエー(現ソフトバンク)への入団を拒否、1年間の野球浪人を経て初志貫徹、巨人軍の一員となった。
 引退後は巨人時代の知名度を活かしタレント兼実業家として活躍する元木。現役時代の多くを代打・守備固めに費やしたが、もし彼がダイエーに入団していたら、引退後に現在のような活躍ができていたかどうか。おそらくはタイトル獲得、もしくは名球会入りできるほどの実績を残さないと難しかっただろう。
 それに元木の伴侶は元日テレアナの大神いずみで、独身時代はフリーアナの大石恵との熱愛も噂された。女性関係の派手さもさすがの巨人ブランドなのである。元木がかつてソデにした現在のソフトバンク球団で、全国区の著名人と結婚した選手と言えば、松中信彦(元TBSアナ・林恵子)に和田毅(元アイドル・仲根かすみ)といった超一流クラスに限定される。地方のパ・リーグ球団では、主砲・エースクラスの名声がないと、全国区の著名人と出会うのも難しいのが現状なのだ(※注:ソフトバンク勢と九州ローカルタレント・在福女子アナとの恋愛・結婚は枚挙に暇がないが、本稿では全国区で活躍する女性著名人に話題を限定する)。

 民放各局が巨人戦中継から撤退し、若いファンはCS放送でめいめいの贔屓チームの試合を楽しむ。
 ダルビッシュ有(日本ハム)に田中将大(楽天)、そしてアイドルルーキー斎藤佑樹も日本ハムに入団と、若いスター選手がパ・リーグに集中する傾向も続いている。
 これらの現象を鑑みて、若い世代の野球ファンの多くが「昔は『人気のセ、実力のパ』といわれたけど、今じゃ人気もパがセを追い越した」と胸を張るが、残念ながらそれは、グラウンド上のごく一部の事象を見ているだけに過ぎない。
 「ジャイアンツのユニフォーム着て一軍のベンチに入れれば、人生とりあえず安泰」
 この図式がいつまでも続く限り、栄光の大巨人軍が球界の盟主であり、永遠に不滅であることは、動かしがたい厳然たる事実なのだ。(蟹山)

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