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63歳男、女装で下半身露出して逮捕「達成感があった」 過去にも異常な類似事件が

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画像はイメージです

 埼玉県警が19日付で、女装したスカートをめくって下半身を露出したとして、公然わいせつの疑いで無職の63歳の男を逮捕した。逮捕容疑は19日午後2時ごろ、春日部市上蛭田の路上で、自転車に乗っていた近くに住む50代の女性に対し、下半身を露出したとしている。同県警春日部署によると、男は茶髪ロングのカツラをかぶり、ピンクのカーディガン、赤と黒のチェックのスカートを着用していた。犯行現場の周辺では今月、同様の被害者から110番通報が相次いでおり、同署で捜査していた。男は「女装して下半身を露出すると、達成感があった」と容疑を認めている。

 この事件に対して、ネットユーザーからは「達成感があったという言葉の意味がわからない」「そんな達成感は他人にとっては害でしかない」といった、男の「達成感」という発言に対する疑問の声が多数上がった。また、「63歳ということで、孤独に悩んだ末の犯行ではないだろうか」「女装癖があってこの年齢まで悩んでいたというのは、哀れに感じる」といった、男の犯行背景に対して言及する意見も見られた。

 女装して露出、おまけに高年齢者の犯行となると、かなり珍しい事件に感じるが、2017年01月10日に、阪急電車内で下半身を露出したとして、公然わいせつ容疑で、無職の73歳の男が現行犯逮捕されたという事件があった。男はブレザーと赤いチェック柄のミニスカートに、ピンク色のストッキング、赤い靴という女装姿で、ストッキングをずらし、陰部を露出していたという。気がついた乗客が駅員に伝え、警察に連絡が行き、逮捕となった。男は「陰部を出して歩くのが癖になってしまった」などと容疑を認めていたとのことだ。

 このような事件が起きると、高年齢者が女装で下半身を露出したという衝撃的な面ばかりに目が行きがちだ。また、女装癖と露出癖の因果関係も定かではない。だからこそ、その犯行の背景を探ることも必要ではないだろうか。

文/浅利 水奈

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