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少女の水着や下着の写真も 度々問題になる『声かけ写真展』、「声かけ賞」も募集しネットで物議に

 2016年5月に「IID 世田谷ものづくり学校」で開催された『声かけ写真展』が「第1回 声かけ賞」を募集開始し、ネット上で物議を醸している。

 「30年前にあった、ひとつの写真文化」というコンセプトで開催された本写真展。しかし、子どもにのみ声をかけ、保護者の許可を得ないまま撮影したことや、展覧会の中に下着が写った写真や水着姿の少女が撮影されていたことから、「児童の性的搾取ではないか」「児童虐待に繋がりかねない」として波紋を呼んでいた。その後、16年11月にはクラウドファウンディングサイトで大阪展の開催資金を募っていたものの、ネットユーザーの抗議で中止に。また、17年2月に東京・京橋の参加型写真展に出展したものの、抗議が殺到したため、会場側の指示で最終日途中で撤去となっていた。

 現在、別サイトでグッズ付き支援を募ったり、送金アプリで資金を募集しており、大阪展に向けた準備を進めていることを公表している本展覧会。公式サイトには「目標額に達し次第、速やかに準備し、会場を押さえ、実行します」と記されている。

 また、この大阪展に合わせて募集されているのは「第1回 声かけ賞」という写真賞。「過去現在を問わず、『大人が子供に声をかけて知り合い、仲良くなった風景』を見せてください」とのことで、注意事項には「こども(学齢期以下の人物)に声をかけて、承諾を得て撮影した、未発表の写真作品」と記されており、「声かけが身近な世の中になったら、いいな」とつづられていた。

 しかし、この動きに対しネットからは「芸術だからといって何をしてもいいわけじゃない」「声かけって今や事案なのにそれを推奨する意味が分からない」「児童ポルノと大差ない」といった批判の声が殺到。また、公式サイト上に「公園に現れるカメラおじさんの、やさしいまなざし」「街角に遊ぶ少女は、当時のコンテストでも定番テーマ」と記されていることから、「子どもと大人じゃなくて、あくまでおじさんと少女なんだ…」「前の展覧会の時に来てたのもおじさんばっかりだったし、やっぱりそういう目的なんでしょ?」という声もあった。

 とはいえ、一方では「おじさんだって、無邪気な子供と遊んでもいいじゃないか」「写真を見てどう感じるかはこっちの勝手なんだから、子供が笑顔で写ってるだけの写真展を児童ポルノで潰せるわけない」という擁護の声もあり、ネット上でも議論が広がっている状態になっている。

 果たして、今後『声かけ写真展』はどのような動きを見せるのだろうか。今後にも注目が集まる。なお、28日正午時点で公式サイトは閲覧できない状態になっている。

記事内の引用について
声かけ写真展公式サイトより http://archive.is/SUA6k

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