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幹線道路周辺に多発している“黄金色のペットボトル”のポイ捨てとは? 原因はトラック運転手の…

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 黄金色の液体が入ったペットボトルが、大都市の幹線道路周辺で頻繁に見つかり、清掃業者らを悩ませているという。この黄金色のペットボトルは、配達に追われ、トイレに行くことを面倒がる一部のトラック運転手たちが投げ捨てた、つまり尿なのではないかという話だ。黄金色のペットボトルを含む、ごみのポイ捨てが多いのは九州自動車道の福岡IC付近。2016年に福岡国道事務所は、ごみの投棄を戒める看板を設置した。それ以降も、IC出口付近にトラックを一時停車してポイ捨てをする事例が後を絶たないために、県警と協議し、車を止められないよう、19日に車線を減少する措置を取ったばかりだそうだ。

 この報道に対して、ネットユーザーからは「忙しいのはわかるが、家に持って帰れ」「実際に高速道路でよく見かける。気持ち悪い」「ネットゲームの廃人でもあるまいし」といった非難の声が上がった。また、「トイレにも行く暇がないなんて、トラック運転手は過酷な労働環境すぎないか」「これは許せないけれど、トラック運転手の働かされ方はひどい。早急に見直すべき」のような、トラック運転手の過酷な労働問題に対する意見も見られた。

 実際に、トラック運転手はトイレに行く暇もないのか。長距離トラック運転手に話を聞いた。「自分は毎回同じ指定先へ配送する『定期便』の配送ルートを担当しています。信頼問題に関わるだけに、時間に遅れることは当然許されません。でも、スピートを出しすぎることは安全面で厳禁とされています。だから、時間を守るには、トイレに行く時間すらもったいないです。簡易トイレを用意してはいますが、ペットボトルで用を足すということは普通にあります。自分はしたことがないですが、処分が面倒でポイ捨てしたことがあるという同僚の話も聞いたことがあります」

 ペットボトルのポイ捨て、ましてや中身が中身となると迷惑極まりないが、根本的な問題解決のためには、なぜそういった事態が多発するのかという背景を考えることも必要になってきそうだ。

文/浅利 水奈

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