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明確になったヤンキース・イチローの起用法 ベンチウォーマーに逆戻り!

 ヤンキース・イチロー外野手(40)にとって、懸念していたことが現実のものとなってしまった。

 7月31日(日本時間8月1日)のトレード期限ギリギリで、ヤンキースはダイヤモンドバックスからマーティン・プラード内野手(30)を獲得した。プラードの本職は二塁、三塁だが、左翼の経験があるため、ヤンキースでは外野での起用を予定。その扱い次第では、イチローの出場機会に大きな影響を与えることが予想されていた。

 プラードがチームに合流後の8月1日(同2日)のレッドソックス戦、9番右翼でイチローがスタメン出場し、2打席目に安打を放ったが、相手投手が左に代わると、あっさり2打席で交代。3打席目では右打者のプラードが代打に送られ、そのまま右翼の守備に就いた。

 過去にメジャーで1度しか守ったことがない右翼守備を無難にこなしたプラードは、翌2日(3日)、3日(同4日)のレッドソックス戦では、右翼でスタメン。勝ちパターンの終盤では、イチローが守備固めに入った。

 今後のイチローの起用法について、報道陣から「開幕当初のように外野のバックアップになるのか?」と問われたジョー・ジラルディ監督は、「それは日によって変わる。休みがイチローにとって肉体的にプラスになる可能性もあるだろう」と明言を避けたが、プラードに関しては「外野を多く守ることになる」とキッパリ。

 今季、ジャコビー・エルズベリー(30)、カルロス・ベルトラン(37)両外野手の加入で、“5番手外野手”に降格し、控え要員としてスタートしたイチロー。それでも、主に指名打者に入っていたアルフォンソ・ソリアーノ外野手(38)が打撃不振のため、7月6日(同7日)に戦力外となったことで、ベルトランが指名打者に回り、イチローは右翼の定位置の座を奪還していた。

 しかし、プラードの加入で再びイチローはベンチウォーマーに戻らざるを得なくなった。当面、イチローの出番は代走、守備固めで、スタメン出場の機会は相手チームの先発が右投手の場合に限られそうだ。レギュラーの座を奪還したはずなのに、一転して控えに…。イチローにとっては、“厳しい夏”を迎えることになってしまった。
(落合一郎)

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