あのスティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、少年版『インディ・ジョーンズ』ともいうべき冒険譚に子供の頃、胸を躍らせて観た世代も多いだろう。
そんな名作アドベンチャー映画にも関わらず、何故か近年、テレビではほとんど再放送されていないのを御存じか。
「その理由はきっとあの登場人物でしょうね。作品中にはスロースというキャラクターが登場するのですが、彼は幼い頃に母親からの虐待を受けて顔が酷く崩れてしまい、手錠で繋がれて地下に監禁されているという設定なのです。当時は普通に放映していましたが、その後、年を追うごとに放送コードが厳しくなり、人権団体からも抗議があったとかで、現在では再放送されることがなくなってしまったんです。ゴールデンタイムで再放送されればかなりの視聴率を稼げるはずなのに」(映画会社関係者)
子供の頃のあのワクワクやドキドキを思い出させてくれる名作を、地上波で再び観られないのは残念な話だ。(明大昭平)