第8話は前回に引き続き、原作で『インビジブルレイン』と題されたエピソードが描かれた。姫川(二階堂ふみ)がある暴力団員の殺害事件を追っている途中、正体を知らずに暴力団の会長・牧田(山本耕史)と出会い惹かれ合ってしまうというストーリー。しかし、事件の犯人として牧田が浮上してしまい――という展開だった。
「放送後、原作者の誉田哲也氏はツイッターを更新し、『少しずつ距離を縮めていく、玲子と牧田。これ、本当に難しかったと思うんです。もう、丁寧に丁寧にやっていくしかなかったと思うんですけど、見事にやりきってくださいましたね』『車のシーンもよかったけど、柳井の基地前でのやり取りも、よかったなぁ』とコメント。二階堂と山本の演技についても絶賛していました。視聴者からも、山本の演技力への評価も多く集まっており、『山本耕史の牧田は前作超えたかもしれない』『山本耕史の牧田が見れたっていうことがサーガの最大の功績』という声が殺到。『牧田ロス』という言葉まで聞かれています」(ドラマライター)
しかし、一方ではストーリーの分かりにくさに苦言が集まっているという。
「ただでさえ、ストーリーがややこしい本エピソードですが、ラストは誰が誰を殺したのか解明されないまま、唐突に牧田の子分が姫川を刺そうとし、牧田がそれを庇って刺されて突然終了。これに視聴者からは『前作観てないとわからないこと多くない?』『これで終わりなの…?全然意味が分からなかった』と混乱の声が聞かれてしまいました。作品ファンからは、これまで『薄っぺらい』と指摘され続けた本作ですが、初見の視聴者からは『付いていけない』『なにがどうなってるのか分からない』という不評を生んでしまったようです」(同)
人間関係の描き方も「薄い」と指摘されている本作。演技が絶賛されていただけに、残念な結果となってしまったようだ。