「日本No.1高校生バンドを決定する“登竜門”的な番組」(同局HPより)である「音燃え!」に新垣結衣(19)が出演しているというので、これは見逃す手はない!
改めて説明するまでもないが、ガッキーこと新垣結衣は沖縄県出身。ティーン誌『ニコラ』のモデルに合格して芸能界入りし、2005年からはドラマに本格参戦。「ギャルサー」「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」で頭角を現し、昨年「ポッキー」のCMでブレイクを果たした。
さて、その「音燃え!」なのだが、この番組でのガッキーは高校生バンドが演奏する実在バンドの曲を聴いて感想を述べるというもの。うーん、違う。しかも、画面にはややソフトフォーカスがかかっている。いつの時代のアイドルの扱いだよ!なぜガッキーが「ポッキー」のCMで人気が爆発したのか?それは“動き”があったからだ。ガッキーの活発なイメージと、オレンジレンジの曲に合わせてただ踊るだけのガッキーがピタリと重なったわけだ。そこには説明不要のアイドル的魅力が凝縮されていた。つまり、何の言葉を発さなくても、若くてカワイイ子がぴょんぴょん跳ねているだけで見ているこっちは幸せな気分に浸れるのだ。ガッキーのようなイメージの子の場合、そこには“動き”が必要になってくる。
「ポッキー」のCM以外にも「三ツ矢サイダー」でもラストでガッキーは大きくジャンプしている。これもガッキーの“動き”を意識的に引き出したものだろう。これが“正解”なのだ。
ところが、だ。「音燃え!」でのガッキーは椅子に座って曲を聴いているだけ。これではガッキーの魅力が半分も伝わらないのだ。例えば10月25日放送分の課題曲だったのはザ・ブルーハーツの曲だったのだが、どうせなら「リンダリンダ」で一心不乱に踊るガッキーの姿を見せるべき!
どうしたらガッキーの魅力を最大限に伝えられるか?血を注ぐべきなのである。
そういう意味で、12月にCDデビューする彼女の曲がどんな振り付けなのかを考えるだけで夜も眠れない今日この頃である。