◇今週のこの1枚◇ターム・インパラ「Lonerism」(2012年/Modular Interscope)
最近買ったアルバムで、全体的にサイケデリック感が満載で、始めて聴いた時の質感がトッド・ラングレンの「A Wizard, a True Star」に似てて、一気に耳を奪われました。これからもっと好きになりそうな予感がするので紹介します。
元々オーストラリアのバンドで今回が2ndになるみたいですが、中心人物であるケヴィン・パーカーが一人になって全ての楽器をこなして宅録しているみたいです。ジャケットの裏側にその部屋の様子の写真が載っていて、タイトルの「Lonerism」も“独り主義”のような解釈にとれるので、多分そうでしょう。バキバキのコンプサウンドで変幻自在の自由な曲作りをしているように窺えるので、トッドのような質感を感じたのかもしれません。一つ一つの音が効果的に使われていて、遊び心も満載ですね。一度はどのミュージシャンもこのようなアルバムを作ってみたいと思わせるようなアルバムです。
非常にセンスの良い人に感じるので、これからも楽しみですね。変態感も十分伝わりますし。まだ1stも聴いていないので、ちょっと聴いてみようかな。
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