JFCはSMAP、嵐、TOKIOなど、ジャニーズ事務所の所属タレントの15グループのファンクラブを運営。入会金は1000円、年会費は4000円で、特典には会報の発行やコンサートチケットの優先申し込みなどがある。
「チケットの『優先申し込み』が『特典』となっているが、JFCの会員にならないとコンサートチケットをとることができない。そのため、ファンの間では親や友人の名前を借りまくって1人で何口も加入するのが当たり前。推定で会員数は600万人以上と言われており、JFCだけで年間240億円以上を稼ぎ出している」(芸能記者)
申し入れをしたのは、政府が定める適格消費者団体で不当な契約や商取引に対し、差止請求訴訟をできる権利を持つNPO法人「消費者被害防止ネットワーク東海」。規約の一方的な変更や年会費の不返還など、消費者の不利益につながる可能性のある条項を指摘し、改善を要求。しかし、同法人のサイトによると、回答期限として定めていた今月18日にJFCからFAXで届いた回答書は「期限を猶予してほしい」という内容だったというだけに、ジャニーズ側も頭を悩ませているようだ。
「チケットが高額で転売されているのはそもそもJFCの会員に対して抽選でチケットを売り付けているから。おまけに、落選しても『返金手数料』名目で金を徴収するなどやりたい放題」(同)
ジャニーズの対応が注目される。