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レコ大 SMAPに特別功労賞を検討

 一部報道で権威の失墜が止まらない「日本レコード大賞」。報道があったことで、今年はある意味注目のイベントとなりそうだが、そんな負のイメージを払しょくするため、ある秘策が検討されているようだ。

 かねてより出来レースと批判の対象になっているレコ大。今年はそんなイメージを払しょくするため、功労賞を臨時で設ける可能性があるという。もちろん、その功労賞を獲得するのは今年末で解散を発表しているSMAPだ。SMAPの功労賞の受賞となれば、話題の矛先を変えることができるとの狙いが関係者にはあるようだ。

 ただ、SMAPが所属するジャニーズ事務所は、1990年の日本レコード大賞で、「お祭り忍者」でデビューしたグループ、忍者が希望していた演歌・歌謡曲部門ではなく、ロック・ポップス部門にノミネートされたことを不服として辞退したことから、それ以降、同賞とは距離を置いてきた。SMAPもかつて、「世界に一つだけの花」が話題になった際に候補に挙げられるも、「歌詞の中にあるように“ナンバーワン”を目指すよりも“オンリーワン”を大切に歌ってきた」との理由でノミネートを辞退している。

 しかし、今回はレコ大自体のピンチであるため、なんとしてもSMAPに受賞してもらいたいとの思いが強い。“ナンバーワン”を意識する大賞ではなく、あくまで功労賞であれば、SMAP側が受ける可能性もなくはないというのが関係者の見方だ。ただ、功労賞を受けた場合も5人で歌唱する可能性は、グループの現状から無理であることから、授賞式で5人が記念品をもらう程度で露出はおさえられそうだ。

 もし、SMAPが5人そろっての歌唱が不可能なために大みそかのNHK紅白歌合戦への出場がなくなれば、レコ大での授賞式が最後の5人でのテレビ出演となる可能性も。グループ最後の出演は確実に視聴率が獲れることから、レコ大を放送するTBSとしては、これほどうれしいことはないだろう。

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