三代のブログでは「アクセスがあってビックリしてますテレビの報道も知らなくてビックリです」とだけ書きこまれ、仲本のブログでも「沢山のカキコミありがとうございます。皆さんの暖かいお言葉大変嬉しく存じます」と、お互い妙にぼかしたような発言をしている。
結局、二人の仲は二人以外知る由もないということであろうが、このぼかしたような発言はハッキリ言って仲本にとってマイナスというほかない。
なぜなら仲本工事は国民的スターであるにも関わらず謎な部分が多く、ある種の都市伝説的なエピソードが多い人物だからだ。
「仲本工事都市伝説」の中で特に有名と言えるのは、「『くまのプーさん』の声優は仲本工事が勤めていた」というものだ。この噂はとても古くからあり、若い世代はもとより『全員集合』を見ていた世代にも深く浸透している。もちろんこの噂はデマで、実際にプーさんの声をあてていたのは八代駿という声優である。この噂はプーさんと仲本工事の声が非常によく似ていたことから生まれたものと言われている。
また、「仲本工事は昔国体の選手だった」という話も嘘。これは『全員集合』で見せたバク転があまりに見事だったために生まれた噂で、リーダーのいかりや長介の著書によれば実際の仲本は大車輪が一回できるかどうかくらいの身体能力だったという。もっとも仲本が体操が得意なのはその通りで、高校時代に東京都の大会でランキング上位に食い込むなどの活躍を残しており、70歳となったいまもバク転ができるらしい。
さらに、仲本は出身についても不明な点が多く、東京出身だったり沖縄出身だったりと資料によってバラバラで、さらには個性的な芸名の由来についても、ドリフメンバーの中で記憶が食い違っていたりと、とにかく不明瞭な点が多すぎるのだ。それだけに「30代歌手との恋愛」という報道が不明瞭なままでは、また新たな「仲本工事都市伝説」が作られてしまう危険性があると言えるだろう。
ちなみに「仲本工事の母親は『お口の恋人ロッテ』のキャッチフレーズを作った」という噂は驚くべきことに本当だという。『お口の恋人』は仲本の母親が若いころ、ロッテガムのキャッチフレーズ募集に応募し見事に選ばれた作品なのだ。
そんなアイディアマンだった仲本工事の母親であるが今年90歳で亡くなったという。仲本のブログでは少ない言葉ながらも最愛の母に思いを寄せ、三代も母親との熱い思い出をブログにつづっていた。
『お口の恋人』ならぬ『ウワサの恋人』を手に入れた仲本工事。
今日もみんなを笑顔に、そして幸せにしてほしいと心から願う。