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アフリカに長さんの村がある!?

 メンバーの遅咲きの恋が話題になるなど、最近にわかに脚光を浴びているドリフターズのメンバー。

 既に鬼籍となった人物ではあるが、ドリフターズのリーダー、いかりや長介さんだらけの村がある!? という都市伝説がある。その村では男女を問わずいかりや長助さんのあの特徴的な顔にそっくりの人達がいる、というのだ。

 実際、アフリカの民族的な彫刻にいかりや長介さんそっくりの物が存在する。やや面長で、唇を突き出したような濃いめの顔立ちの彫刻だ。アフリカにはこのようなデフォルメの仕方をする彫刻は多いらしく、やはりいかりや長介さんそっくりのモデルが実際にいたのでは!? と思えるほどだ。なお、この彫刻は日本でも三重県は伊勢志摩地方にある東アフリカ・タンザニアのマコンデ高原に住むマコンデ族の民芸品を集めた『マコンデ美術館』で確認することが出来る。そのものずばり『チョーサン』と名付けられた彫刻も存在する。

 しかし、いかりや長介さん自身もアフリカと無関係だったわけではない。彼は70年代に番組のロケでアフリカに行ったことをきっかけに、アフリカに魅せられロケ以外でも何度も旅に行くほどアフリカの地を愛していたという。彼の生前、芸能界では「アフリカに愛人がいる!」という内輪のギャグがあったほどだし、かつてテレビの『なるほど・ザ・ワールド』でアフリカのレポートに行った際は「長さん、里帰り」と言われていた。

 だが、その言葉もあながち嘘ではなかったのかも知れない。なぜなら、アフリカ等にある部族では彼らに友好的な人物だとされ、受け入れられるための儀式がある。それはヤギの乳にヤギの血を入れた飲み物を回し飲みする、などの儀式なのだが、いかりや長介さんはロケで訪れただけであったにも関わらず、彼らに受け入れて貰うべく儀式を行ったと言われているからだ。

 ともあれ、いかりや長介さんがアフリカに何度も足を運ぶようになったのはそれからだという。芸能界や世知辛い日本に疲れた若い頃の長さんにラブロマンスがあったのか、それとも色々とネタになる自分の顔とそっくりの顔の人達にシンパシーがあったのかも知れない。

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