この本を“エロ本”と見下してはいけない。巨乳大好き!爆乳見てみたい!と期待しすぎてもいけない。女性記者が真面目におっぱいについて考えた体当たり取材記だ。
記者は「たとえて言えば小さな池にニミッツ級巨大航空母艦を浮かべてしまった感じ」という、自他共に認めるHカップの爆乳の持ち主。
魚雷のようなおっぱいを薄手のブラウスで覆って街に出れば、車の修理工が「今日はタダでいいよ」と言ってくれる。逆に、もこもこした服を重ね着していると空気同然で男性からまったく相手にされないという。その差はまさにおっぱい。こうして記者のおっぱいへの探求心は始まる。
ブラジャー販売員からデカパイ雑誌の編集長、美乳整形医、爆乳ストリッパーまで、記者がそのHカップと共におっぱい業界の最前線を駆けずり回って取材した結果、導き出したおっぱいの意味とは。
おっぱい星人から、バストに悩む世界中の女性にまでお薦めのノンフィクション。(税別1400円)