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大晦日の過ごし方で、ストレス度合いがわかる? 高ストレス女性が見るテレビ番組は

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 メディプラス研究所のサイト「オフラボ」は、全国7万人の女性を対象にした「ココロの体力測定」で、2017年の大晦日に見ていたテレビ番組を調査した。同調査は、厚生労働省のストレスチェックをもとに、77点以上を「高ストレス女性」、39点以下を「低ストレス女性」と定義し、それぞれに分けて聞いたものだ。

 低ストレス女性で最も多かったのは『紅白歌合戦2017』で34.9%、高ストレス女性は24.0%だった。高ストレス女性で最も多かったのは『笑ってはいけない(ガキの使いやあらへんで!年末SP)』を見ていたという回答で、25.6%だった。低ストレス女性は20.9%にとどまった。お笑いは「ストレスを抱えている人ほど好む」とはよく聞くが、実際そうなのかもしれない。

 ストレスチェックを受けてもらい、高ストレス女性と低ストレス女性と定義された女性それぞれに、2017年の大晦日に見ていた番組を聞いた。

 (40代・主婦・低ストレス)「毎年無難に紅白ですね。家族でまったり見るのが好きです」

 (30代・経理・高ストレス)「『ガキ使』です。年末年始ぐらい笑いたいので」

 (20代・営業・低ストレス)「せっかくなので、普段はゆっくりと見られないDVDを見ました。今年は今までに録画してきたバラエティを一気に見たいですね」

 (30代・アパレル・高ストレス)「だいたい毎年大晦日のその時間帯は、友人と出かけています。だからテレビは見ないです」

 同調査の結果は、これらの意見を裏付けたものだ。大きく高ストレス女性と低ストレス女性で倍率に差が出た回答は、「録画やDVDの番組」というもの。低ストレス女性は7.6%で、これは高ストレス女性の2.9%に当たる2.61倍。反対に、高ストレス女性に多かった回答は「外出していた/視聴していない」の11.8%。低ストレス女性は5.2%で、2.26倍の開きが出た。イメージ通り、低ストレス女性ほど大晦日は家でゆっくり過ごし、高ストレス女性ほど普段のストレスを発散するために外出する傾向があるようだ。

 (20代・接客業・高ストレス)「去年もそうでしたが、今年も大晦日は勤めているコンビニに出勤しないといけないんですよね…」

 (30代・主婦・高ストレス)「年末年始は義実家に帰省します。そのために、毎年テレビなんて気軽に見られる状況ではないです。今年ももうすぐ帰省ですが、気が重いです」

 ただ、こういった意見からも分かるように、高ストレス女性の中には、仕事や義実家への帰省で外出している場合も多いのかもしれない。大晦日まで忙しいともなると、「高ストレス」という結果が出るのも自然なことだろう。大晦日は家でテレビを見ながらまったり、外出するなら楽しく外出、というのは理想的な過ごし方だが、年末年始だからといって休める人ばかりではないのが現状のようだ。

文/浅利 水奈

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