本番組は浜田雅功、ヒロミの司会で、スタジオに平成生まれの若者30人にクイズを出題。クイズの内容は昭和の生まれの一般人に行ったアンケートを元に、平成世代が答えられないようなクイズを出題。「昭和と平成の世代ギャップを浮き彫りにする」というテーマで行われた。
ところが、この『平成生まれ3000万人!』は放送直後から、ネットで「若者を馬鹿にしている!」「平成生まれに対する偏見を感じる」との意見が多く書き込まれ炎上。Twitterでは「平成生まれ」がトレンド入りするなどしていた。
問題となったクイズの内容とは「牛肉は牛の肉、豚肉は豚の肉。ではトリニクは何の肉?」というクイズで、答えは「ニワトリ」なのだが、30名のうち25名が正解。5名が不正解となった。しかし、間違えた側の答えも「スズメやニワトリなど鳥全般を指した肉のことだと思った」「食べられる鳥の肉はすべてトリニクだと思っていた」と、「鶏肉」ではなく、広義な意味での「鳥肉」と勘違いしていたケースがほとんどで、完全な間違いというわけではなかった。
しかし、その直後、司会をはじめ芸能人パネラーが間違えた平成生まれ回答者を指し、「もうビックリするでしょ!」「これが平成の怖いところ!」と囃したてる光景が放送された。
また、平成生まれ回答者の席には、「慶應義塾大学」「東京大学」と卒業した大学名が表示されており、日本大学出身の回答者には「お前の出てる大学はなかなかの大学やな!」と出身大学をいじる学歴差別にもとれる光景も放送された。
確かに、白いご飯の上に梅干を乗せた「日の丸弁当」を「戦争弁当」と答えたり、「電車の動力源は石炭」と答えた常識に欠ける若者がスタジオにいたのも確かだが、ほとんどの回答者はきちんと正解しており、まるで「平成生まれの全てが常識のないように錯覚させる演出があったのでは」と話題になっている。
年号が変わるまであと1年弱。「昭和VS平成」をテーマにしたクイズ番組はまだまだ制作される様相だ。