ダウンタウンの浜田雅功の場合も、妻や子ども、マネージャー以上に、時間をともに過ごす後輩がいた。事情に詳しい芸能リポーターは言う。
「有名なのは、ライセンスの井本貴史さん。現在は結婚して、一児のパパとなったため、昔ほど一緒にいません。が、かつては浜田さんの妻でタレントの小川菜摘さんから、『アンタたち、デキてんの?』と疑われたほど、親しかったです。ライセンスはライブチケットが入手困難なほど、結婚前から変わらぬ人気。ですが、浜田さんがかわいがる芸人は、ほぼ売れていなくて……」
“扶養家族”と呼ばれるほど一緒にいるのは、どりあんず。福岡吉本出身の平井俊輔&堤太輝で、ともにアラフォー。開花する気配は、いまだない。さらに、今いくよ(故人) ・くるよを師匠に持った兄弟漫才師・サカイスト。『第47回 上方漫才大賞』新人賞を受賞した実力派漫才師のプラス・マイナス。いずれも全国ネットのテレビに縁はないが、劇場人気は抜群。地方営業では、安心してトリを任せられる逸材だ。
そんな浜田イズムを受け継いでいる千原兄弟・千原ジュニアの場合も、腹心は片っ端から売れていない。それはもはや、地下芸人の域だ。
「沢田純平、地球・マントル一平、福田フェイフェイなど(笑)。古い仲では、元Bコース・タケト、ツーナッカン・中本幸一、てつみち。ほぼ全敗なので、最近では、ジュニアさんから声がかかった芸人は、ビビっているらしい」(先の芸能リポーター)
有名芸人への唯々諾々。こういう生き方もまた、若手芸人らしいか……。
(伊藤由華)