同作は電撃小説大賞を受賞した佐野徹夜の同名デビュー小説を、大ヒット作「君の膵臓をたべたい」の月川翔監督のメガホンで映画化した青春純愛映画。
15日から全国299スクリーンで公開され、土日2日間で動員11万8000人、興収1億4300万円を記録。この数字は17年に公開され、最終興収35.2億円を記録した「君の膵臓をたべたい」の興収比56.7%の成績。興収10億円超えが当面の目標となりそうだという。
「いわゆる“不治の病もの”で、若者に人気の永野と北村の共演作だったが、関係者の予想を大幅に下回る興行成績だった。春休みシーズンで多少は挽回するかもしれないが、2人にそこまで集客力がなかったのは驚き」(映画業界関係者)
永野は昨年3月に高校を卒業。4月から放送されたNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」が高視聴率を記録し、一躍その名は幅広い世代に知れ渡ったはず。
朝ドラ後の初出演作となった1月期のドラマ「3年A組−今から皆さんは、人質です−」(日本テレビ系)の最終回は、放送された日曜午後10時半のドラマ枠の最高の視聴率を更新。いい流れで主演映画の公開を迎えていたのだが…。
「売れっ子のティーン誌モデルから女優に転身。周囲の尽力のおかげで、出演作がことごとく当たって来た。しかし、いつまでもその勢いが続くことはあり得ず、そろそろ正念場を迎えるはず。そこでぶち当たった壁を乗り越えられるかどうかで、今後、女優として生き残れるかが決まるだろう」(芸能記者)
今後の作品選びが注目される。