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松坂、上原の復活が契機に!オールスターゲームでレジェンド集結へ

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松坂大輔

 今年のプロ野球・オールスターゲームは、オールドファンの注目も集めることになりそうだ。
 「松坂(大輔=37)が選ばれる可能性も高いので、何かファンの関心を高めるような企画ができたら、と。上原(浩治=43)も投手交代のアナウンスだけで球場全体を盛り上げています。巨人ファンはコールがされるだけで大歓声を挙げています。彼もファン投票で選ばれる可能性が高い」(NPB関係者)
 松坂はチームの北陸遠征に帯同しなかった。前回の日本球界復帰後初勝利の4月30日から10日近く間隔も空いたため、東京ドームでの巨人3連戦(5月11日〜)での先発も予想されている。
 「東京ドームで松坂が先発? 『ある』と見たほうがいい。チームの北陸遠征中、松坂はどこで練習していたと思いますか? 神宮球場の室内練習場を借りていたんです。本拠地・ナゴヤドームで投げさせるんだったら、わざわざ東京で練習させる必要はありません」(セ・リーグ球団スコアラー)

 松坂が東京ドームで投げれば、2009年のWBC以来となる。地元・名古屋での4月5日の巨人戦にも投げているが、「東京ドーム9年ぶり」といったふうに、松坂の登板には色々な付加価値がついてくるのだ。
 「客寄せ」の意味合いも込めて獲得した中日も、松坂人気を再認識しているという。当然、日本野球機構(NPB)も松坂人気を利用しないはずがない。そこで浮上してきたのが、レジェンドの球宴集結案だ。
 「ソフトバンクの内川(聖一=35)も2000本安打を達成しました。上原、広島・新井(貴浩=41)、ヤクルト・青木(宣親=36)、阪神・鳥谷(敬=36)、巨人・阿部(慎之助=39)といったレジェンドが一堂に集まれば、ファンの関心もさらに高まるのではないか、と」(前出・同)
オールスターゲームに出場できるのは、ファン投票だけではない。監督推薦、そして、今では「選手間推薦」もある。選手から見て、「この選手はスゴイ」という燻銀を推すのだが、ベテランと呼ばれる年齢になるまで現役を続けてきた選手は言うまでもなく、若手の手本となる部分も持っている。そう考えると、今年の球宴でレジェンドが集結する案は、決して不可能な話ではない。

 「球宴、日本シリーズが地上波放送でオンエアされないシーズンもありました。NPBも営業に必死で、『松坂が出場しそう』という宣伝文句があれば、交渉しやすい」(ベテラン記者)
 交流戦が完全に定着した今、セ・リーグとパ・リーグが戦う球宴の稀少価値は「無い」に等しくなっている。メジャーリーグから帰還した上原、青木、復活を遂げた松坂は、日本のプロ野球中継から遠ざかっていただけに、視聴率も稼げるだろう。しかし、こんな声も聞かれた。侍ジャパンの野球・日本代表チームの定着も指して、こう言う。
 「若い選手、とくに代表チームを経験した選手は緊張感がないようにも見受けられます。試合前でも相手チームの選手と友達のように話をしますし、他球団選手と自主トレに行くなんて、ひと昔前では考えられなかったこと。チームの秘密が漏洩していないか、心配」(年長のプロ野球解説者)

 オールスターゲームは、和気あいあいとした雰囲気のなかで行われる。そのなかで別チームのベテラン、主力選手に技術的なアドバイスを受けることも多い。悪い点を挙げるとすれば、「よそのチームとの比較」だろう。
 「在京チームの室内練習場にはこういう器具があるのに、ウチにはない。試合中の飲料水をケアしているところとしていないところがあって…。そんなふうに他球団との施設を比べてくるんです」(関係者)
 レジェンドの集結は興味深い。実現するとすれば、技術面よりも、「どんな環境でも練習はできる」という心構えも若手に伝授してもらいたいものだ。

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