同作で、ドラァグクイーン(女装したパフォーマー)のローラを演じる三浦は、この日ヒールにミニスカートという役衣装で登場。メイクも本番通りに決めており、小池は「春馬の変わりっぷり、驚かれるんじゃないですかね」と紹介した。また、稽古中にも三浦が女装姿でいることが多いため「どんどん女の人に思えて。変な錯覚におちいる」と話し、笑いを誘った。
一方、三浦はこの役に決まってから、私生活でも「洋服を買う時の試着で、男だったらやらないようなポーズをとってしまう」とコメント。普段の振舞いでも女性的なしぐさが出てしまうとのことだが、ヒールだけには苦戦したようで、「本当に女性って大変なんだなと、身を持って感じました」と語った。
ローラになりきるべく、トレーニングで毎日ヒールをはき続けたという三浦は、ある日トレーナーから「ヒールを履くお尻になってきたね」と声をかけられたそうだ。三浦自身、2013年にロサンゼルスで同作の公演を見たことがあるそうで、「その頃からこのローラの役をずっとやりたいと思っていた。初日を迎え、夢が現実となってうれしい」と明かした。
舞台『キンキーブーツ』は、7月21日〜8月6日まで東京・新国立劇場 中劇場、8月13日〜22日まで大阪・オリックス劇場、東京凱旋公演を東急シアターオーブにて8月28日〜9月4日まで上演される。(斎藤雅道)