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全裸写真流出に窃盗…巨人選手に不祥事が続く理由とは?

 巨人選手の不祥事が止まらない。篠原慎平投手、河野元貴捕手の全裸写真がSNS流出した騒動に加え、柿澤貴裕元選手が阿部慎之助、菅野智之、ケーシー・マギー、坂本勇人の各選手ら主力のユニフォームやバットなど計110点を盗み、買取業者に販売したとして、窃盗容疑で逮捕された。次から次へと不祥事が起こっている。

 読売巨人軍の発表によると、柿澤元選手は今年5月から6月にかけて、読売ジャイアンツ球場(川崎市)のロッカールームに置いてあった主力選手のグローブやスパイク、バットなどを12回にわたって盗み、売却していた。

 6月下旬にインターネットオークションサイトに選手のユニフォームが出品されているのを別の選手が発見し、事態が発覚。球団が調査に乗り出した結果、防犯カメラに柿澤元選手の姿が映っており、球団が事情を聞いたところ、窃盗を認めたという。

 柿澤元選手は「消費者金融に借金があり金に困っていた」などと動機を話している模様。なお主力選手の道具を多く盗んだことについては、「金になると思った」と説明しているようで、かなり計画的な犯行だったとみられる。

 プロ野球選手が金に困り、味方選手の用具を盗んで金にするとは、前代未聞の行為。ネットユーザー、プロ野球ファンから、怒りの声が上がっている。

 なぜここまで柿澤元選手は借金を重ねることになったのか。一部報道によると同選手は楽天イーグルス時代から消費者金融に借金していたという。今年の推定年俸は500万円だが、その使い道は、高級車の維持費や、妻と住む部屋の家賃や食費だった模様。それに加えて借金返済にも金が必要で、生活が困窮。暴挙に及んでしまったのだという。

 500万円という年俸は24歳のサラリーマンであれば高い部類と言えるが、プロ野球選手としてはかなり安い。周囲には2軍でも1000万円を超える選手がおり、当然ながらベンツやBMWなど高級車を乗り回す。そんな様子を見て、彼も「負けたくない」と感じ、生活水準を落とすことができなかったものと思われる。

 なお、現在のところ柿澤元選手の結婚相手が借金について把握していたのかどうかは分かっていない。

 「巨人は昨今、野球賭博事件に加え、山口俊投手の飲酒暴力事件、篠原、河野両選手による全裸動画流出騒動など、不祥事続きの状況。コンプライアンスを学ぶ勉強会も開催していたようですが、全く効果がありません」と野球関係者は嘆く。

 「篠原、河野両選手の問題に関しては今年いっぱいの無期限活動休止となりましたが、一緒にいたとされる主力の坂本勇人選手は『先に帰った』ということで、厳重注意で終わっている。実際のところ、本当に先に帰ったのかどうかは分かりません」という。

 巨人の処分には、選手によって差がありそうだ。「野球賭博事件でも関与を疑われた有力若手選手はおとがめなしといいます。黙っていても戦力外になりそうな選手だけ失格処分となったらしいです。高木京介投手は一軍で通用する貴重な左腕であることもあり、復帰できる処分となっていましたし、山口俊投手も本来なら解雇でもおかしくない事件です」(同)

 野球関係者は「結局一軍の選手や期待されている選手なら、球団がもみ消してくれるという雰囲気がチーム内にあるそう。本来ならキャプテンでチームの模範となる立場でありながら篠原、河野両選手と一緒にいた坂本選手にも厳重注意だけではなく、罰金や出場停止など重い処分を課すべきでしょう」と続ける。

 「結局いつまでも主力選手に甘いためか、体質は変わらないでしょう。誰であろうと厳しい処分を課さない限り、体質は変わらないのでは」(同)

 「巨人選手なら犯罪はもみ消される」、そんな時代はもう終わっている。

(佐藤俊治)

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