2015年から日本代表監督を務め、日本のワールドカップ出場権獲得にも貢献したヴァヒド・ハリルホジッチ氏は今年4月、電撃解任された。理由としては選手とのコミュニケーションの問題などが挙げられており、現在は日本サッカー協会の技術委員長だった西野朗氏が新監督を務めている。
現在、ハリルホジッチ氏が日本サッカー協会を提訴するなどいまだ騒動が尾を引く中で迎えるワールドカップ初戦。どのような試合展開になるのか注目が集まっている。
川淵氏は19日朝に自身のツイッターで「ハリルホジッチ監督の時、ほとんど勝てる可能性がないので、オランダ、イタリア、アメリカのサッカーファンのことを考えれば出場出来るだけラッキーと考えてW杯を楽しんでくださいと講演などで話していた。」と投稿し、西野監督に変わり「今は何か起きるかも知れないというドキドキ感が今朝になっ(て)自分に出てきた」とコメントした。
川淵氏は解任後、来日して協会を批判したハリルホジッチ前監督の会見について「サッカーの世界では監督を引き受けた時点でいつ更迭されてもそれに従うというのが常識。自分自身を貶めるだけだと思うのだけど」とツイート。さらに日本代表の本田圭佑も自身のツイッターで「ハリルのやるサッカーに全てを服従して選ばれていく、そのことの方が僕は恥ずかしいと思っている」などと発言。過剰な“ハリル叩き”に疑問を呈すサッカーファンも多かった。
今回の川淵氏の発言についてもネットからは、「出場権を獲得した監督に対してあまりにも失礼なんじゃないんでしょうか?」「あまりにも酷いと思います。人として常識に欠けている。失望しました」「ハリルホジッチさんを批判したことで西野さんを持ち上げて応援してるつもりなんでしょうか?最低ですね」などと批判が集まり、同ツイートは拡散し続けている。
日本代表戦の盛り上がりに水を差すことにならなければいいが――。
記事内の引用について
川淵三郎公式ツイッターより https://twitter.com/jtl_President
本田圭佑公式ツイッターより https://twitter.com/kskgroup2017