アンケート調査から浮かび上がるのは、“せつない男心”。未曾有の景気悪化を背景に、女性の財布のヒモはきつく絞られている。加えて今年のバレンタインデーは土曜日のため、週休2日制の企業などでは、職場のOLが前倒ししてまで義理チョコをくれる確率は低い。ならば、いっそのこと…と逆チョコ提案に乗ったほうが傷つかずに済む。チョコをあげるに値するかどうか、ジャッジされる側からする側へ。待つ身のツラさを回避できるからだ。
そもそも、なぜ逆チョコなどという発想が生まれたのか? 同社は2007年と08年にも意識調査を実施。その際、男性から「チョコを贈ってもいい」との声があった。そこで今年は逆チョコに絞り、インターネットを通じて10代から50代の男性400人、女性400人から聴取。その結果、男性の72%が周囲の女性にあげてもいいとし、「欲しい」と言われれば90%が「あげる」とした。
つまり、バレンタインデーのイベントじたいに否定的なわけではなく、単純に“贈り手”になりたいということ。好きな女の子にコクっちゃおう!という男女逆転のイベントに様変わりする可能性が高まった。
贈る相手としては、会社員(200人)の場合は妻が65%でトップ。娘が41%、彼女が23%と続いた。学生(同)では学校の同級生らが56%とダントツで、彼女が40%、身内の女性が30%の順だった。
贈る気持ち(複数回答)では、「感謝」61%、「友情」40%、「しゃれ」26%、「愛情」は意外に少なく24%だった。しかし、しゃれに見せかけて探りを入れたり、きっかけをつくろうという輩もいるはずだ。
女性は98%が「もらえたらうれしい」と好意的で、男性の7割がお返しを期待。女性の9割がお返しをするとしている。
同社は「逆チョコで女性にアタックしてみてはいかがでしょうか」とPR。女性に義理チョコをあげて“3倍返し”を期待するのもいいかも!?