ネット上では、被害者とは別の女性タレントが被害女性であると根拠のない特定を受け、誹謗中傷を浴びる事態に。また、フジテレビの報道番組『プライムニュースイブニング』(後4・50)が報じたところによると、山口が事件を起こした当日、現場となった自宅マンションに、もう一人別の男性が居合わせたとのことだったが、それは誤報だったことが判明した。
『プライムニュースイブニング』では「速報」として、山口の自宅に女子高生など2人のほかに、もう1人の男性がいたことなどを報道。山口が謝罪会見で「自宅にいたのは山口さん1人だけ?」という質問に対し「そうです」と答えた部分を切り取り放送し、「会見と“食い違い”」としていた。
しかし、その後『FNNプライムニュース』(後11・40)では、山口の謝罪会見を報じつつ、終盤では椿原慶子アナウンサーが『プライムニュースイブニング』での速報について、「もう1人の男性がいたという事実はなかったことが確認できました」と説明。「訂正してお詫びいたします」と頭を下げていた。
報道機関からも誤報が出てしまうというこの事態に、ネット上からは「報道してはマズイ人がいたと考えしまうのは仕方ないよね」「こんだけ大騒ぎになってる報道で人数の誤報?本当に誤報で間違いないの?」「事実はどうあれ、一度報道されたらもみ消しが行われたとしか思えない」といった声が集まっている。
フジテレビの報道を受け、涙を流して謝罪していた山口に対して、「嘘つき」などのネガティブなイメージを持ってしまった視聴者が一定数いるのも事実。この誤報については、いまもなお「圧力がかけられたのでは?」と邪推するネットユーザーもおり、さらなる混乱を招いている。