報道により、被害者女性と山口が、山口が司会を務める『Rの法則』(NHK Eテレ)で知り合ったことが判明。また、女性が16歳の女子高生であることも併せて報じられたことから、ネット上では被害者の特定行為が加速。その結果、『Rの法則』に出演していた16歳のタレントが根拠のないまま被害者として特定・拡散され、誹謗中傷を浴びる事態へと発展してしまった。
SNSに中傷が多く寄せられることとなってしまった同タレントは、26日にインスタグラムを更新し、事実を完全否定。山口の連絡先は知らず、連絡を取ったこともないと明かし、自身に寄せられる意見については憶測と勘違いと明言。自身を被害者だとする情報を完全に否定していた。
今回、根拠なく特定されてしまったタレントはまったくの無関係だったが、被害女性が他にいるのは事実。性暴力の被害者となってしまった女性を特定することで、その女性の心の傷は深まる一方だろう。
デマの発信や被害者への中傷は名誉毀損罪にあたる可能性もあるという。ネット上では新たな“被害者探し”も行われており、該当するタレントの名前が拡散されつつある。トップアイドルの不祥事なだけに今後の混乱も避けらないが、ネットユーザーの暴走が騒動をさらに大きくしかねない事態へと発展しつつあるのかも知れない――。