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ギャルに人気の洋服店で“偽シャネル”のベルトなどを販売

 愛知県警生活経済課は5月29日、高級ブランド「シャネル」の偽物を販売したとして、商標法違反(侵害とみなす行為)の疑いで、若い女性に人気の洋服店「SHAKE SHAKE(シェイク シェイク)」を全国展開する婦人服・雑貨販売会社「シック」(大阪府大阪市西区)の男性営業部長(55=同区西本町)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年12月9日、愛知県名古屋市西区の大型商業施設「名古屋ワンダーシティビブレ」内の系列店舗で、偽物のシャネルのベルト22点を販売目的で所持していたとしている。

 営業部長は容疑を認めており、「よく売れる商品だった。店舗の成績を上げたかった」と供述している。

 「SHAKE SHAKE」は、若い女性に人気の「ギャル系」ファッション店として知られている。東京都渋谷区の「SHIBUYA109」、大阪市中央区の「心斎橋OPA」、大阪市阿倍野区の「109ABENO」、大阪市北区の「HEP FIVE」、名古屋・栄の百貨店「丸栄」、さいたま市大宮区の「大宮アルシェ」など、大都市の人気ファッションビルや大型商業施設で計8点を全国展開している。

 同課によると、営業部長は商品を管理する責任者で、名古屋ビブレ店では仕入れも担当。シャネルの偽物は中国から仕入れていたとみられ、別の店舗でも偽ブランド品が販売されていた疑いがあり、捜査するとともに、会社の関与を調べる。

 若い女性に人気があった洋服店で、意図的にブランド品の偽物を販売していたとなると、その影響は小さくない。通っていた客の信頼を裏切る行為だ。
(蔵元英二)

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