上海でフーゾクといえば、まずはサウナ。コレ日本でいえばズバリ、ソープランドである。ほかに「KTV」と呼ばれるカラオケクラブの2種類が、一般の旅行客でも安心して遊べる本番フーゾクとして人気になっているようだ。
これらのフーゾクの最新情報を得ようとするには、ご当地で発行されている十数誌に及ぶ日本語版のフリーペーパーを入手すればよい。これらの雑誌は日本人が立ち寄るような日本料理店や飲み屋に必ず置かれている。
たとえばズラリ並んでいるサウナの広告を見ると「王様コース有り」などと書かれていたりする。この王様コースないしはVIPコースとは本番のことを意味しているのだ。
断るまでもないことだが、中国はいま現在でもレッキとした共産主義国である。それゆえに、もちろん売春行為はご法度のはずなのだ。たとえどんなに派手やかに宣伝が行われていても、このことだけは心得ておかないと、思わぬ落とし穴にハマりかねない。
とはいっても現在は改革開放が進み、市場経済を積極的に取り入れている。こちらのフーゾクの世界でも積極的な競争の原理を取り込んでいるのであろう。
そこでサウナである。現在30軒ほどある店は、上海市内に散在していて、わが国のようなソープ街のようなものはない。ただこれもフリーペーパーを眺めてみると各店舗すべてが地図付きで紹介されていて、迷うことはない。
気になる料金の方は総額で1万円、高級店でも1万5000円ほどとリーズナブル。もちろん、お相手の泡姫はピチピチのクーニャンたちである。
ともするとサウナは、四ツ星クラスの高級ホテルの地下にあったり、思いも寄らない大きなビルの中に広いスペースを占めていたりする。その辺は、さすが大陸にあるソープランドなのである。
一方、KTVと呼ばれているカラオケクラブも市内各所に70〜80軒ほどがある。こちらもスケールが大きいというか小規模店ですら個室が20室ほどあって女のコは50〜80人ほどが在籍している。さらに大箱となると個室が50室に女のコの数が3ケタに上る店も。
現在では、この女のコたちは2種類に分かれていて、それはお店の中だけでクラブのホステスとして相手をしてくれるコと、お持ち帰りOKのコ。その区別は店のチーママなりママに相談すればすべて教えてくれるのだ。
しかし、中には店内だけの女のコでも個室の中ではスッポンポンの全裸になってサービスしてくれるコもいる。そのあたり共産主義国の奥は深いのだ!?
さてKTVの方の料金はというと、多くがテーブルチャージや部屋代、フルーツ代などのセット料金になっていて、これが300元(4500円)。プラスすることの女のコへのチップがこれまた300元。連れ出し料が800〜1000元。それと一発キメるためのホテル代が600元。すべてあわせて日本円で3万円近くか。
KTVの方が、ちょいと割高ではあるけれど、その分大勢の女のコの中から自分好みのコを選べるとあって、客の満足度は高い。
いずれにしても上海の夜で楽しく安心して遊ぶには、サウナかKTVが無難である。しかし実は上海フーゾクはこれだけにとどまらない。次回、さらにアンダーグラウンドなフーゾクについてリポートする。上海の闇は深くて暗いのである!
(写真(1)=夜のトバリが下りる上海の街並み。そろそろ人々の欲望がむっくり起き出す時間…)
(写真(2)(3)=街のあちこちで見かけるカタカナ表示の「サウナ」は、上海風俗の代表的存在だ)
(写真(4)=こちらがKTV。ちと値は張るが、良質のサービスがご所望ならオススメだ)
(写真(5)=フリーペーパーには日本語の風俗案内が満載。安心でしょ?)