このドラマ、フカキョンが先生を演じ、エロいセリフに挑戦するということで話題になっており、あの手この手でそのセリフを(朝っぱらから)言わせようとする司会の中山秀征(40)だったが、フカキョンはニコニコするだけで、動かざること山の如し。フカキョンはこれでいい。
まあ、そんなことよりもフカキョンの魅力が大爆発した話だ。「朝起きたら男になっていました。最初に何をしますか?」という質問メールに対し言い放ったセリフを聞いてほしい。
「男の子になりたくないんですよ。女の子の方が絶対楽しいと思うし。みんな優しくしてくれるし、重たいものとか持ってくれたりとか」
どうですか、これほどフカキョンの世界観を言い表しているセリフはないですよ! この“女の子の世界”から一歩もはみ出さずにこれまで生きてきたし、これからもそうするという決意表明である、このセリフは。
フカキョンの魅力は何といっても“わがままなお姫様感”である。“わがまま”といっても、これは褒め言葉だ。フカキョンが重いものを持つなんて考えられないし、考えたくもない。フカキョンは運動なんてしないし、しちゃいけないのだ。面倒くさいことの一切はマネージャーとか彼氏が率先してやるべきだ。
さらにフカキョンの言葉に耳を傾けよう。
「え〜、やだ〜。だってヒゲとか生えたりするじゃないですか?やだ〜(心底嫌そうに)」
フカキョンが使う辞書に「男になる」なんて載ってるはずがない。ましてや、「ヒゲ」なんてフカキョンに最も似つかわしくないワードである。
フカキョンがすごいのは、こういった考え方がギミックではなくて、彼女本来の姿だということだ。小さい頃から培ってきたモノで、芸能界用に開発した後付けの理屈じゃない。だから、軸がブレない。こりん星出身の小倉優子(24)でさえ、「こりん星は千葉の茂原」ってことになってしまい、すっかりブレている。今までよく踏ん張ってきたとは思うが。
フカキョンの強みはノー・ギミックであることだ。