女子アナといえば、やはりスターぞろいのフジテレビを抜きにして語ることはできない。この秋、大抜擢されたといえば、「ニュースJAPAN」を降板した滝川クリステルの後任となった秋元優里アナだ。彼女の場合、局内でも驚きの声が上がったほどの意外な起用だったようだ。
「入社2年目のときに日曜朝の『報道2001』のキャスターを務めた経験が大きかった。『ニュースJAPAN』の後任は世代交代の意味もあって若手を使うことが重視された。報道系の女子アナは数が少なく、若手で実力が評価されている長野翼アナはすでに夕方の『スーパーニュース』に安藤優子キャスターのサブを務めている。ほかに探してみると、実力的に安定感のある秋元アナが残ったという感じだった。局内でも『なんで』という反応は多かった」(テレビ関係者)
そんな秋元アナにしても来春の大幅なリニューアルまでの起用との見方も強いそうだ。
情報系の女子アナで順調に実績を積んでいるのが加藤綾子アナ。改編後も「めざにゅ〜」「めざましどようび」に出演し、すっかり朝の顔となってきた。
「最近ではポスト・アヤパンの有力候補といわれる。後輩の面倒見がよく『ミオパン』がスタートした新人の松村未央アナにもやさしくアドバイスしていて、局内の評判もいい」(フジ関係者)
フジのツートップを張る中野美奈子アナと高島彩アナはどうか。2人のユニット「Early Morning」の新曲「かみさまでもえらべない。」は先ごろ、オリコン週間ランキングで4位に入り、人気の根強さを証明したばかりだ。
一時期、「とくダネ」で共演する小倉智昭との不仲説が取りざたされた中野アナは、「すっかり打ち解けてきて問題なし」(同)というが、一方、高島アナについては去就問題が同局を悩ませているという。
「元フジテレビの内田恭子アナがCMでも活躍しているだけに、アヤパンにあっさり退社されるのを怖れている状況。とはいえ、具体的な引き留め策もない」(同)
他局で目を引いたのは日本テレビの夏目三久アナ。「おもいッきりDON!」を降板してしまった。例のコンドーム写真の問題が大きかったようだ。
「写真誌にスクープされてことに加え、視聴率低迷という問題もあった。本来、上層部に女子アナのアイドル化に反対する動きがあって、実際、後任にはベテランの馬場典子アナと杉上佐智枝アナが起用されている」(日テレ関係者)
TBSでは、今はフリーとなった小林麻耶アナに同情論が出ているという。メーンキャスターを務める「総力報道! THE NEWS」の視聴率低迷の責任を負わされがちな彼女だが、「最近はキャスターらしいメークに変え、ミニスカもやめた。現場にも出るようになって、努力を認める声も増えてきた」(TBS関係者)
女子アナも大変だ。