事の発端となったのは、19日に発表されていた「金魚坂めいろ」の契約解除。その際、にじさんじを運営するいちから株式会社は理由について、「当社との契約の禁止行為に該当する発言をしていた」「その他にも、金魚坂めいろが当社との契約に違反した事実が確認できており」としており、金魚坂からも引退の申し出があったとしていた。
金魚坂は契約解除前の9月から活動を休止していたが、その活動休止の直前に配信の中で、ほかの所属Vチューバーと何らかのトラブルが起こったことを匂わせたことも。そのため、この契約解除発表にファンの間では大きな騒動となり、ゴシップを扱うグループ外のVチューバーが、金魚坂と、にじさんじの人気Vチューバー「夢月ロア」の間で両者が使っている言葉の“なまり”を巡ってトラブルになっていたことを暴露する事態に。夢月が金魚坂にキャラ被りを避けるためになまりをやめるよう持ち掛けていたといった憶測が流れてしまっていた。
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両者のファン同士が誹謗中傷を言い合うほどの炎上にも発展していたこの騒動だが、事態を受け、にじさんじ公式ツイッターは21日になって再び詳しい説明文をアップすることに。その中で、夢月が金魚坂の「『なまり』に似た口調を可能な限り訂正して欲しい」という要望を運営に訴えていたものの、金魚坂は「育った環境から身に付いた本来の方言」だと釈明しており、方言は夢月のなまりの模倣でないと公式から発表してほしいと要望していたことが判明。しかし、運営側は発表で事態が改善することはないと判断し、公式声明の発表は行わなかったとした。
また、金魚坂が配信の中で他のVチューバーとのトラブルを匂わせたこと、グループ外のVチューバーが当事者しか知りえないトラブル内容を暴露したことについて、運営は「秘密情報の漏洩」と判断し、それが契約解除を決定的にさせたとも発表。また、夢月は金魚坂と話し合いを持ち掛ける内容のやりとりのスクリーンショットもツイッターで公開している。
このところトラブルが多いVチューバー界だが、今回発覚したトラブルにネット上からは、「泥沼…」「バーチャルな世界くらいはみんな仲良くしてほしい」といった声が集まっている。
今や大きなコンテンツとなっているVチューブ界。多数のファンを抱えているだけに、トラブル対する落胆の声も多く聞かれていた。
記事内の引用について
にじさんじ公式ツイッターより https://twitter.com/nijisanji_app