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昭和青春グラフィティ・あのころ君は若かった(2) 忘れられない八重歯とタレ目の石野真子

 八重歯とタレ目、フックラした頬、ミニスカートやホットパンツ姿でかわいらしく軽快に踊る姿はこれぞ究極のアイドル石野真子。

 1977年日本テレビ「スター誕生」で見事合格、翌年3月25日「狼なんか怖くない」で歌手デビュー。作詞・阿久悠、作曲・吉田拓郎という超売れっ子コンビでのデビュー曲制作ということからも期待の大きさがうかがえた。
 2曲目の「わたしの首領」、3曲目の「失恋記念日」もヒットし、暮れの第20回日本レコード大賞新人賞を獲得、各局の新人賞を総ナメした。79年「ジュリーがライバル」でNHK紅白歌合戦初出場。トップバッターとしてまっ赤なスパンコールのミニワンピースで登場し、紅組全員が応援するなか、白組ジュリーを威嚇(?)見事トップの重責を果たした。
 昨年にはデビュー30周年記念コンサートを開催。40代のスーツ姿のお父さん、特攻服の親衛隊も集まり盛況だった。何十年たっても、あの八重歯、タレ目のかわいさは忘れられることはないだろう。

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