300万口座開設到達を迎えた率直な感想について高浦さんは、「まずは多くのお客さまに当社を選んでいただき、感謝の気持ちです」とコメント。ただ、「まだまだ当社を知らないお客さまもいらっしゃるので、もっと多くの方にお選びいただきたいなとも思っております」と意気込みを語った。ちなみに、ジャパンネット銀行、銀行としてもっとも苦労したのは、創業当時。「創業当初を知る社員の話では、店舗をもたないネット専業銀行というのは前例がなく、ゼロから作りあげるのが大変だったとのことです」とのこと。実店舗がない銀行ということで、ネット専業銀行という新しい形態を多くの方に受け入れられることは、時間がかかるものであった。
そんなジャパンネット銀行が大きく躍進したのが2001年3月に「Yahoo!オークション(今の「ヤフオク!」)」のオフィシャルバンクとして提携を開始してから。さらに、2013年12月からスタートした「Visaデビット付キャッシュカード」は大きな反響があったとのこと。キャッシュカードにVisaデビットを一体化したサービスで、口座があれば年齢や職業に関係なく、国内外のVISAマークのあるショップで利用可能となっている。
ただ、ネットバンクといえば心配なのがセキュリティ面。ジャパンネット銀行では、「トークン」と呼ばれる小型の機械を無料で配布。トークンには、60秒ごとに新しいパスワードが表示され、ネット上での振り込みや情報変更などの重要な取引の際に、必ずこのパスワードを入力しなければいけない。このパスワードは1回使うと無効になるため、パスワードが盗まれても再利用される危険性がなく、安心して利用することが可能だ。
11月2日(月曜日)からは、300万口座達成の感謝を込めた第2弾企画として「これからもJNBキャンペーン 〜1万名様に2,000円分プレゼント〜」がはじまっている。ジャパンネット銀行にいろいろなサービスがあることを知ってもらうための企画にもなっている。その中から代表的な7つのサービスを新規でご契約・ご利用した方の中から抽選で1万名に、現金と交換できるオリジナルポイント「JNBスター」2,000円分をプレゼント。JNBスターは、「1JNBスター=1円」に交換でき、交換したJNBスターは口座に即時に反映されるという。
最後に、「15周年の節目を迎え、これからどのような銀行を目指したいですか?」との質問に高浦さんは、「“銀行って面倒くさい…”との思いを持つ方はまだまだ多いと思います。ですからお客さま第一と考えて利便性の追求は今後とも力を入れていきたいです。決済のとき、“窓口に行かなきゃ”とか“あの手続きをしなきゃ”という意識が生まれないくらいの簡潔な手順でサービスを提供できたらと考えています。実店舗ならありえないけれど、ネット銀行ならありえることを今後も模索していきたいですね」と改めて意気込みを語った。