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尾野真千子の“代役”で得した内山理名

 毎試合高視聴率を獲得している野球世界一決定戦・WBA(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表・侍ジャパン戦だが、6日のキューバ戦の裏番組として放送された女優・大原麗子さんの追悼ドラマ「女優麗子〜炎のように」(テレビ東京)が9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を獲得した。

 同ドラマは当初、女優の尾野真千子がキャスティングされていたが、「スケジュールの都合や、大女優を演じることへのプレッシャーなどを理由に撮影開始直前にドタキャン。そこで、スケジュールが空いていた内山理名に白羽の矢が立った」(テレビ関係者)という。

 キューバ戦は22.8%を記録しただけに、どこまで視聴率が獲得できるかが注目されていたが、2ケタに迫る9.5%と大健闘した。

 「内山はしっかり大原になりきっていた。森進一役のミュージカルを中心に活躍する田代万里夫はなんだかマッチしていなかったが、全体的にいいドラマ。野球ファンじゃない視聴者がチャンネルを回していて見入ったために健闘と呼べる視聴率を獲得できたのでは」(同)

 主演をつとめた内山といえば、このところ、同じ事務所の後輩である堀北真希や黒木メイサの台頭でやや影が薄かったが、以前はひとりで事務所の看板を背負っていた。

 「いまだに辣腕で知られる女社長は堀北や黒木に、『あんたたちは売れないころは理名に食わせてもらってたんだから、その恩を忘れちゃダメ』と言い聞かせているというだけに、後輩たちにも慕われている」(芸能プロ関係者)

 売れっ子・尾野の“わがままぶり”で大原さんの役が回ってきたが、演技力を存分に発揮し株を上げてしまったようだ。

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