当時、江角の長女はこれまで多くの芸能人が卒業し、芸能人の子供も多く通うことで知られる都内の有名私立小学校に在籍。7月末には江角が自身のブログで4年前に“ママ友いじめ”を受けたことを告白したものの、複数の保護者が女性誌に抗議文を寄せるトラブルがあったばかりだった。
同誌によると一茂邸への“落書き事件”は江角が告白した“ママ友いじめ”がきっかけ。江角と一茂の妻は、子どもを同校付属の幼稚園に通わせていた頃からの付き合いで、当初は良好な関係だったというが、4年ほど前に関係が悪化し、一茂の妻のグループと激しく対立。その腹いせとして、一茂一家がハワイ旅行で不在だった12年の12月30日、都内の一茂宅の壁やガレージに「バカ息子」などと幼稚な落書きをスプレーで吹き付けられていたというのだ。
「もともと、江角は自分が保護者会の“ボス”を目指していて、特にほかの子供の父親と親交を深め、プライベートで飲みに行ったりしていたとう。その流れで、一茂ともかなり親しくしていたそうで、一茂の妻が江角と一茂の関係を疑って関係が悪化し、江角に対する“ママ友いじめ”がはじまったとうわさになっていた時期もあったようだ」(女性誌記者)
一茂邸には防犯カメラがあったものの、映像が不鮮明で犯人は逮捕されず。そうした中、今年3月に江角が所属していた大手芸能プロ「研音」から独立。その後、落書きの“実行犯”だった当時の男性マネージャーが周囲に「スプレー代」として10万円もらい落書きしたことを告白。同誌の取材に対し、「誠意を持って謝ります」などと事実を認めたが、同誌の記者が江角を直撃するとまったく答えなかったというのだ。
江角は9月9日に自身のブログを更新し、「先日来、一部週刊誌等の報道により、様々な関係者の皆様に大変なご迷惑とご心配をお掛け致しましたことを、心より深くお詫び申し上げます」とようやく謝罪。ところが、「私自身、週刊誌でこの件を初めて知った次第で、その後、元マネージャーから私に対し、このような事態をおこして迷惑をかけたとして謝罪の連絡がありました」と自身が関与していなかったことを強調し、「立場上、私の責任も重く感じ、長嶋様には心から申し訳なく思っております」とまるで人ごと。事の経緯などについては一切触れず、「現在も心療内科で治療中の元マネージャーや私の子供たちへの配慮もあり、詳しいご説明を差し控えさせていただく」と、うやむやにして早々と騒動を収束させようという思惑が見え見えだった。
「『研音』サイドは各方面に対し、『まったく知らなかった』と説明し、江角同様、元マネージャーに全責任を負わせた。結局、マネージャーは『文春』の記事を受けて警察の事情聴取を受けたものの、『江角さんがかわいそうでやった』と自分の意志で落書きした旨を供述し江角が事情聴取を受けることはなかった。江角の長女は二学期から別の小学校に転校。さらに、元マネージャーも江角が『研音』を通さずに“大人の話し合い”で懐柔し、いつの間にか事務所を退社し“灰色決着”で収束してしまった」(芸能記者)
夫のいるフジテレビ、日本テレビ、TBSでそれぞれ1本ずつレギュラー番組を持っている江角だが、降板はなし。しかし、「契約しているCMが流れなくなり、新しい仕事のオファーがまったくない状態。確実に苦境に立たされている」(同)。
江角自身はそんな現状を重々承知のようで、テレビ番組で夫婦の“夜の営み”をぶっちゃけるなど、なんとか自分のキャラを変えて仕事につなげようと必死。一方、被害者の一茂も出演した番組で“落書き事件”をネタにして笑い飛ばしているが、すべての責任を負わされた元マネージャーにはどこかで事件の“真相”をぶちまけてほしいものだ。