大河は今年で48作品目となるが、これまで“淀殿”を演じた女優は三田佳子、夏目雅子、樋口可南子、松たか子などで、そうそうたる顔ぶれ。深田は大河15人目の淀殿になるという。
出演に臨んで深田は「わがままな淀殿じゃなく、私なりの淀殿を演じてみたい」「愛らしさと腹黒さを持ち合わせた淀殿をやりたい」などと抱負を話していたが、そのマイペースぶりが周囲を驚かせていたという。
例えば、楽屋へのペットの持ち込みだ。
「トイ・プードルよりも小さいティーカップサイズのプードル犬を連れて楽屋入りするんです。飼い初めて1年半。名前は“メロンパンナ”というそうです」(芸能リポーター)
それまで動物は苦手だったという。
「『メロンパンナを飼ってみて、初めて動物愛を知りました。この経験が淀殿の役作りに生きています』と、深キョンはNHKのトーク番組の中で話しています。母親としての淀殿の気持ちが、犬を育てている自分と相通じるものがあると思っているようです。ただ、犬とジャレ合いに夢中になりすぎて、スタジオ入りが遅れてしまうことがあったそうです」(芸能ライター)
スタジオ入りしたらしたで、こんなことも。
「演技に自信がないとグズる子役の男の子を励ますのはいいんだけど、手を握ったまま話し続けてなかなか撮影に入ろうとしないんです。言えば分かるんですけどね」(同)
周りは「まさか恭子ちゃんと夫婦役を演じるとは夢にも思わなかった。役者冥利(みょうり)に尽きる」と大喜びする秀吉役の笹野高史はじめ“大人の役者”ばかりで、これが幸いしたようだ。
「なかば、あきらめ気味だったようですけどね。皆、温かい目で、マイペースの深キョンを見守っていたようです。食事は太りやすい体質を考えて、局内の食堂は利用せず、玄米を自分で炊いておにぎりにして持参していたそうです。ちなみに共演者との恋のウワサは出ていません」(芸能リポーター)
いつでもどこでも深キョンは深キョンなのだ。