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『限界団地』おもしろ恐ろしくて話題! “冬彦さん超え”佐野史郎演じる強烈なキャラクター

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佐野史郎公式Twitterより https://twitter.com/shiro_sano

 毎週土曜夜に放送されている、佐野史郎主演の狂気的なサスペンスドラマ『限界団地』(フジテレビ系)が話題となっている。

 佐野と言えば『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)のマザコン役・桂田冬彦(通称:冬彦さん)を演じて一躍時の人となった。同ドラマの11話で木馬にまたがり、「あああ!」と身震いする姿は、当時の視聴者にとって忘れられない衝撃的なシーン。そんな役どころを彷彿とさせるのが、本作で佐野が演じる寺内誠司というキャラクター。普段は穏やかな表情だが、裏で殺害を繰り返すという二面性のある祖父役が見事にハマったようだ。

 今月13日に本作のクランクアップを迎えた佐野は、「全シーン神経を張り詰めて心神喪失のような状態に…初めての経験」とツイート。“冬彦さん”と比較して、「冬彦というキョーレツなキャラクターを超えるような役柄ゆえ、プレッシャーがあったことは否めない」と自身のブログでも語っていた。

 また、14日には立教大学でTBSの貴島誠一郎プロデューサーと、『ずっとあなたが好きだった』『限界団地』を比較するトークイベントを行ったことを報告。「変わったもの、変わらないもの、なぜ生まれ出ずるドラマがあったのか…?」というつぶやきからも、この2作品が佐野自身にとっても特殊だったことを窺わせる。役者としてもやり甲斐を感じるドラマだったようだ。

 今作の内容は、「あやめ町団地」を舞台に展開するサスペンス。かつて住人だった寺内(佐野)が、息子夫婦が火事で亡くなったのを機に父と孫娘を連れて戻って来る。外面が良く住民からの信頼も厚いが、実は息子夫婦を殺害した過去を持つ寺内。住人たちをうまく操っていくが、その不可解さがやがて際立っていく…というストーリーだ。

 何と言っても毎回話題になるのは、佐野演じる寺内の不気味さが際立ったシーン。初回で見せた、カタカタカタとレトロな足踏みミシンに集中する寺内の狂気の表情。第3話のごみ箱い捨てられた自作のアップルパイを両手で握りつぶしながら、恐ろしい顔で泣きべそをかく寺内。第5話の終盤では、隣人の女性・江理子(足立梨花)が、その息子・颯斗(前田虎徹)と高校時代の先輩・二宮(郭智博)と仲睦まじくボール遊びをしている様子をフェンス越しに睨みつける場面。団地を愛してやまない寺内は、黒いトレーニングウェア上下に風呂敷マント、団地をモチーフとしたお面を被り、“ダンチマン”というヒーローを名乗ったこともある。こういった数々の名シーンが生まれ、視聴者をくぎ付けにしてきた。

 ネット上では、「もう何がしたいんだこのドラマは!?度肝しか抜かれない」「毎回人を殺して平然と笑顔で暮らす寺内が恐ろしい」、「ダンチマンがお父さんの車いすを押して団地を走るのは不気味で笑った」、「寺内さん今週は狂気のブレーキ壊れすぎて放送事故でしかなかったなw」、「怖い怖い!ダンチマンでももう笑えない」など、衝撃と笑いと恐怖に満ちた声が寄せられている。

 こうしてファンを増やしていった今作も、残すところあと2話。21日放送の第7話「仕上げはおじい〜ちゃん」では、恵理子が寺内の孫娘・穂乃果の母となる儀式や、団地の取り壊し計画に歯向かって寺内が警察官と揉み合うシーンなど、更なる衝撃映像が見られそうだ。寺内によって団地はどうなってしまうのだろうか…最終回に向けて期待が高まっている。

記事内の引用ツイートについて
佐野史郎の公式Twitterより
https://twitter.com/shiro_sano
佐野史郎の公式ブログより
hhttps://www.kisseido.co.jp/zakki/zakki1802.html

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