5万人大観衆が詰めかけた金日成スタジアム。バックスタンドではマスゲームが始まるなど、完全アウェーのなかで行われた一戦。試合前の日本の国歌斉唱では観客の悲鳴にも似た“ブーイング”でかき消される場面も。22年ぶりの平壌決戦となった日本は、立ち上がりから慣れない人工芝のグラウンドや大声援に手間取る。中盤と空中を支配した北朝鮮は、後半開始直後にパク・ナムチョルがヘッドでゴールネットを揺らし、最後まで得点を守りきった。
日本はすでに来年6月からのアジア最終予選進出が決まっている。北朝鮮は日本戦を待たずして3次予選敗退が決定していた。