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長友インテルに電撃移籍にザックのホットライン!?

 サッカーのイタリア・セリエAで5連覇中のインテル・ミラノが31日、日本代表DF長友佑都(24)をチェゼーナから期限付きで獲得したとクラブの公式サイトで発表。冬季の移籍期限は同日までで、ギリギリでの発表となったが、この電撃移籍の「仕掛け人」にアルベルト・ザッケローニ日本代表監督(57)の名前が挙がっているという。日本が優勝したアジア杯の期間中、ザック監督は、欧州の主要クラブからの代表選手に対する身分照会や情報提供要請に応じるため、携帯電話の番号を公表してたというのだ。

 あるサッカージャーナリストはこう証言する。「カタール入りしたザック監督は『アジア大会期間中、私の携帯電話はオープンにしておきます』と話していました。また『日本代表選手は急激に成長しているので、選手の移籍の手助けになれば』とも話していましたね。アジア大会で結果を出す選手がいれば、すぐにでも欧州市場に派遣できるのでは、と考えていたようです」

 アジア杯は冬の欧州移籍市場期間と重なっている。また欧州のサッカー専門チャンネルでは、アジア杯数試合が生中継されている。優勝した日本選手が欧州クラブ関係者の目に留まったことは確実だ。しかし、そこから欧州クラブがコンタクトを取ろうとすると移籍市場に間に合わない。そこでザック監督が「仲介者」となり、自ら携帯電話の番号を公開して選手の情報を欧州クラブに提供したのではないかと言われている。

 ザック監督は2003年〜2004年シーズン途中、インテル監督に就任。シーズン終了後に実質的に解任されたが、インテル関係者とはまだパイプがあるようだ。昨シーズンも現地紙の取材などに「セリエAで一番強いのはインテル」と公言するほど評価していた。複数のクラブからオファーがあったといわれる長友の移籍話の際に、代理人や本人の相談に乗った可能性もある。

 現地報道によると、長友の移籍金は600万ユーロ(約6億7千万円)で、3日のアウェーのバリ戦でデビューする可能性もある。新天地での活躍は、ひいては日本代表の底上げにもなる。ザック采配がここでも当たったといえるだろう。

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